「高級」と「上等」の違いとは?分かりやすく解釈

「高級」と「上等」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「高級」「上等」の違いを分かりやすく説明していきます。

「高級」とは?

「高級」とは?

地位・階級・品質・程度などが高く他よりも優っていること、またそのさまです。

価格で判断できるものではなく、またどれくらいの階級や程度を高いといえるのか基準はありません。

「高級」と名のつく食パンがあります。

この食パンは、スーパーで売られている一般的なものと比べて、使用している素材や製法にこだわりがあり、価格が高いです。

店によって食感や味は異なりますが、一般的にはふんわりソフトで口当たりがよく、パン本来の風味を感じることができます。

どのくらいの程度なら「高級」といえるのか、はっきりとした定義はなく、そのパンを販売している店が独自にこの言葉を使用しています。

フカヒレは「高級」な食材だとされています。

大量生産することはできず、庶民は滅多に口にできないものです。

そして、おいしいともいわれています。

珍しいだけでなく風味がよく、そういった点で他よりも優れているといえます。

「高級」の使い方

物について使用をすることが多いです。

地位・品質・程度などが、他のものよりもかなり優っている場合に使用をします。

主観的なものによって、この言葉が使われることもあります。

「上等」とは?

「上等」とは?

「上等」には3つの意味があります。

1つめは物の品質や出来栄えが他よりも優っていること、またそのさまです。

着物は価格が安いものから高いものまで、さまざまなものがあります。

価格が高いものは、素材や柄などにこだわりがあり、他よりも優っているものが多いです。

この物を「上等な着物」などといいます。

しかし、「上等」は価格で判断できるものではありません。

2つめは不満に思うところがない、結構です。

マラソン大会があり、できれば上位に入りたいと思っていたとします。

しかし、1位になれなくてもいいです。

たとえば5以内に入ればいいやと思っているなら、「5位以内に入れば上等だ」といいます。

また、「喧嘩上等」のように、一般的には避けることに、将来のことを考えずに飛び込む意味もあります。

3つめは等級が上であるのです。

一等兵、二等兵、三等兵などがあったときに、上のものを指しています。

「上等」の使い方

他よりも優っているという意味で使うことが多いです。

「高級」と「上等」の違い

「高級」と「上等」の違い

品質が他よりも優っているという意味がほぼ同じです。

「上等」は将来のことを考えずに飛び込むことや、結構という意味もあります。

「高級」の例文

「高級」の例文

・『高級ホテルを予約する』
・『高級なイメージがある』
・『高級すぎて使うのがもったいない』
・『高級抹茶を使用した和菓子』

「上等」の例文

「上等」の例文

・『上等なウール』
・『紅茶の中でも上等なもの』
・『上等兵』
・『上等な果物』

まとめ

まとめ

品質が他よりも優っているという意味がほぼ同じです。

この意味では、物について同じような使われ方がされることがあります。