この記事では、「規律」と「ルール」のの違いを分かりやすく説明していきます。
「規律」とは?
「規律」とは、集団において、守るべき基準となるものです。
それが守られていないと、「規律がとれていない」のように表現され、「規律を厳守する」とすると、集団において、守るべきものはきちんと守るという表現になります。
何がそれだというものがある訳ではなく、きちんと明文化された「規則」などを元に使われる言葉です。
そういったものが守られていない時に、「規律が乱れている」などと使われる言葉です。
「ルール」とは?
「ルール」とは、守るべき定めになります。
スポーツのそれと言えば、それがあることで、そのスポーツとして成り立っていると言っていいでしょう。
簡単な例では、サッカーでゴールキーパー以外はプレイ中に手を使ってはいけないという「ルール」がそれになります。
「社内ルール」や「交通ルール」など、広く守るべきものという意味で用いられる言葉で、「ルール」とは言いながら、その実質は「法令」だというものも少なからずあります。
「規律」と「ルール」の違い
「規律」と「ルール」の違いを、分かりやすく解説します。
「規律」は、具体的なものがある訳ではありませんが、集団の中で守るべき基準として用いられている表現です。
「ルール」は、「規則」と言い換えることもできる言葉で、守らなくてはいけない具体的な内容になります。
その社会における「ルール」だったり、特定のスポーツの「ルール」などとと色々な使い方をされ、それらの社会やスポーツは、それがあることで成立しています。
まとめ
「規律」と「ルール」は、このように異なります。
具体的な内容があるのが「ルール」で、ほとんどの場合で「規則」と使ってもいいでしょう。
集団の中におけるこれが守られることが「規律」であり、これが乱れている、とれていないのように使われると、元となっている「規則」が守られていないことが表現されています。