この記事では、「海軍」と「海兵隊」の違いを分かりやすく説明していきます。
「海軍」とは?
「海軍」とは、軍隊の中で、海上が主戦場になる部隊のことです。
攻撃行為も含む領海侵犯への対処や、海外での海上における攻撃行為の担当となり、陸地であれば「陸軍」、空中は「空軍」がそれぞれ担当になります。
内陸国には存在しないことも多く、これとは別に水上警察などの警察組織も、海上で活動することがあります。
ただし、そちらは密輸や密漁、陸地からの逃亡犯への対処などが主な活動で、「海軍」が行う軍事行動とは別になります。
「海兵隊」とは?
「海兵隊」は、上陸部隊を指して使われる言葉です。
独立した軍隊として存在している場合と、「陸軍」や「海軍」の中に、これに相当する部隊が編成されている場合に分かれます。
アメリカの場合には、「海兵隊」として独立した存在で、戦闘機や戦車などの兵器を保有しており、「空軍」の軍艦や潜水艦に搭乗して活動することもあります。
その戦闘機や戦艦などから目的の場所に上陸し、活動を行う部隊です。
「海軍」と「海兵隊」の違い
「海軍」と「海兵隊」の違いを、分かりやすく解説します。
「海軍」は、海上が主戦場の軍事部隊のことで、外国への攻撃行為こそ行うことができませんが、日本では、「海上自衛隊」がそれに近い組織になります。
「海兵隊」は、上陸作戦の為の部隊です。
海上からだけでなく、空からの上陸もそれに含まれ、「陸軍」に所属する「海兵隊部隊」が、「海軍」や「空軍」と合同作戦をとることも珍しくありません。
独立した「海兵隊」は、単独で戦闘機からの落下による作戦をとったり、「海軍」と連携した、戦艦に積み込んだ戦車や装甲車による上陸作戦などが主体となります。
まとめ
「海軍」と「海兵隊」は、このように違います。
「海兵隊」という名称ながら、空中からの上陸を行う場合もあると覚えておくといいでしょう。