この記事では、「礼服」と「喪服」の違いを分かりやすく説明していきます。
「礼服」とは?
「礼服」とは、冠婚葬祭の際に着用する服のことで、フォーマルスーツとも呼ばれます。
男女を問わず使われる言葉ですが、男性の場合は黒のスーツになり、女性も基本的に黒の上下になると考えていいでしょう。
ただし、結婚式の時にはこの「礼服」ではなく、明るい色のものを着用するケースも多いです。
特に女性の場合、白以外のカラフルな服が着用されるもので(白は花嫁専用の色なので、それ以外の来客は着用しないのがルールです)、以下に紹介する「喪服」としての利用がほとんどとなります。
「喪服」とは?
「喪服」とは、葬式やそれに類する法事などの際に着用する服です。
先のフォーマルスーツがこれになることが多く、男性はネクタイの色を黒にするとこちらに、白にすれば結婚式といったように使い分けることができます。
前述のように、女性の「礼服」は、実際にはこの「喪服」としての利用になり、上は半袖、長袖の二種類があります。
男性のスーツにも、同様に春物や冬物が存在します。
「礼服」と「喪服」の違い
「礼服」と「喪服」の違いを、分かりやすく解説します。
「礼服」は、冠婚葬祭を通して着用できるという意味になる服のことですが、実際にはそれは男性の場合だけで、女性が黒の上下で結婚式に出席することはまずありません。
その為、女性の「礼服」は、「喪服」のことを指す言葉になり、男性の場合のみ、「礼服」が「喪服」も兼ねていると表現できます。
尚、新調した「礼服」を、葬式やそれに類する法事で下ろす(初めて着用する)のはあまりよくないと昔から言われていますが、そうも言ってはいられない場合も多いので、今ではあまり気にされていません。
まとめ
「礼服」と「喪服」は、このように違います。
女性は、「礼服」が「喪服」のことになり、男性の場合は、冠婚葬祭を通して着用できるフォーマルスーツになります。