「無償」と「無料」は同じような意味を連想させる混同しやすい二つの言葉ですが、「無償」と「無料」の違いを正しく理解できているでしょうか?
この記事では、「無償」と「無料」の意味の違いを、分かりやすく説明していきます。
「無償」とは?
「無償(むしょう)」とは、「商品・サービスの料金(代金)を求めないこと」や「料金がただであり、さらに何の対価も見返りも求めないこと」を意味しています。
「無償」という言葉は、「一切の料金や見返りが発生しないこと」を意味しているのです。
例えば、「母の無償の愛は尊いものです」や「これは無償奉仕で支えられている福祉的事業です」といった文章で使用することができます。
「無料」とは?
「無料(むりょう)」とは、「商品・サービスの料金(代金)を支払わなくて良いこと・料金がゼロ円であること」を意味しています。
ただし「無料」という言葉は、「商品・サービスの料金がゼロ円であることだけ」を意味しているので、「料金以外の交換条件(見返りの要求)」がついている可能性もあります。
例えば、「初回無料の健康食品は意思表示して解約しないと、二回目以降は自動継続になってしまいます」といった例文で使えます。
「無償」と「無料」の違い!
「無償」と「無料」の違いを、分かりやすく解説します。
「無償」も「無料」も「商品・サービスの料金(価格)がゼロ円でただなこと」を意味する言葉ですが、「無償」のほうが「無料」よりも「一切の見返りを求めない(交換条件がない)」という意味合いが強くなっている違いがあります。
「無償」という表現は、「無償の愛・無償のボランティア・無償の貢献」という言い方があるように、「本当に何の見返り(交換条件)も求めないこと」を意味しています。
しかし、「無料」というのは「ただ料金(価格)がゼロ円であること」を意味しているだけで、「商品レビューを書いて下されば料金無料・料金は無料だが個人情報を提供する必要がある」といった交換条件があることも多い違いを指摘できます。
まとめ
「無償」と「無料」の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「無償」というのは、「料金を払わなくて良くて、一切の見返りも求めないこと」を意味する言葉です。
「無料」という表現は、「商品・サービスの料金がただ(ゼロ円)であること・料金は払わなくて良いが何かの見返りを求められることがある」を意味しています。
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