この記事では、「低気圧」と「高気圧」の違いを分かりやすく説明していきます。
「低気圧」とは?
「低気圧」とは、地球を覆う大気の中で、周りと比べて気圧が低い部分のことです。
気圧は、1013hPaを「1気圧」という単位で表しますが、これより下の部分も同じく「低気圧」と表現することもあり、このどちらで使っているのかは天気図の気圧配置によって確認できます。
この「低気圧」の特徴は、主に風や雨をもたらすことで、「台風」がそのいい例になります。
「台風」とは、この低気圧の中で、その中の最大風速が約17m/s(34ノット)以上で、激しい風や雨を伴うものがそのように呼ばれます(発生した地域にもよります)。
この場合、1気圧よりその部分の気圧が低いことが条件となっており、1013hPaより低いほど勢力が大きいと解釈されます。
「高気圧」とは?
「高気圧」は、「低気圧」とは逆で、周りより気圧が高い部分のことです。
こちらも、1013hPaより気圧が高い時にも使われる言葉で、やはり天気図によって確認が可能です。
「低気圧」が風や雨をもたらす存在なのに対し、こちらの「高気圧」は、これが通過することで晴天になることが多いです。
夏には中国大陸からこれが日本列島に張り出してくることで、まるで熱帯のような暑さに繋がっています。
「低気圧」と「高気圧」の違い
「低気圧」と「高気圧」の違いを、分かりやすく解説します。
「低気圧」は、周りより気圧が低い、もしくは1013hPaより気圧が下の部分のことで、「高気圧」は、その逆に気圧が高い、または1013hPaより高い部分のことです。
そして、「低気圧」は、一般に天候の悪化をもたらし、「高気圧」は、逆に晴天になる傾向があるという特徴の違いがあります。
まとめ
「低気圧」と「高気圧」は、このような違いになります。
「低」なので天気が悪化する、「高」だとよくなると覚えておくと、分かりやすいと思います。