「測定値」と「理論値」の違いとは?分かりやすく解釈

「測定値」と「理論値」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「測定値」「理論値」の違いを分かりやすく説明していきます。

「測定値」とは?

「測定値」とは?

「測定値」とは、実際に測った値という意味になる言葉です。

「測定値では、正常の範囲だった」のように使うと、実際に測ってみると、正常と判断できる範囲の中だったと言っていることになり、色々な「測定」ができる対象全てに使うことができる表現です。

よって、それが長さだったり、重さだったり、医療的な検査項目の場合もあります。

どの場合にも共通するのは、その値が確かに実際に測ったものだという点だと考えていいでしょう。

「理論値」とは?

「理論値」とは?

「理論値」とは、理論の上(または、計算上)ではそこまでの値になる場合があるという上限、または下限値のことになります。

例えば、ネットの回線速度の提供側が発表する数字がそれで、100MBとなっていても、実際にそこまで出ることはありえません。

それは、その数字はいかなる抵抗になる障害も無かった場合での話なので、基地局となる場所から自宅などまで回線を引く場合にそんなことはあるはずがなく、いいところ40MB程度となってしまう場合がほとんどです。

「測定値」と「理論値」の違い

「測定値」と「理論値」の違い

「測定値」「理論値」の違いを、分かりやすく解説します。

「測定値」は、測った実際の値のことで、「理論値」は、理論上では出るはずの数値という意味だと覚えておくといいでしょう。

自動車のカタログに載っている馬力の記載もこの「理論値」に当たり、それが300馬力だとしても、実際にそこまで出せるとは限らないということになります。

特に加給機の付いたターボ車などでは、それが最大限に機能した時の数値となる為、それも込みでの「理論値」です。

その為、300馬力とあった場合でも、現実的には250馬力程度だということも少なくありません。

まとめ

まとめ

「測定値」「理論値」は、このような違いになります。

いわゆるカタログスペックは、「理論値」での表現のことがほとんどなので、額面通りに信じてしまうのは考えものだと言えるでしょう。