「志願」と「志望」の違いとは?分かりやすく解釈

「志願」と「志望」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「志願」「志望」の違いを分かりやすく説明していきます。

「志願」とは?

「志願」とは?

「志願」とは、自ら希望して願い出ることです。

その昔、戦時中には「志願兵」という制度があり、兵隊となることを自ら希望した人がそのように呼ばれました。

現代でも、「志願してこの業務に就いた」などと、自分の希望だという意味で使われています。

ですが、必ずその通りになるとは限らず、「志願したが、通らなかった」のように使うと、希望通りにはならなかったという意味になり、「志願している」とすると、そう(なりたいと)志していることの表現になります。

「志望」とは?

「志望」とは?

「志望」は、将来的にそうしたい、そうなりたいと希望しているという意味になります。

「志望大学」という使い方をよく見聞きしますが、その大学に入学したいと考えて使う表現です。

履歴書でよく見る「志望動機」は、その提出先に就職したい、入りたい理由になり、「小説家を志望している」とすれば、将来は小説家になりたいと言っていることになります。

「志願」と「志望」の違い

「志願」と「志望」の違い

「志願」「志望」の違いを、分かりやすく解説します。

「志願」は、自分からそのように願い出ることで、「選抜組に志願した」のような使い方になります。

将来的な話ではなく、今正にそのように希望している、または希望してそうなったといった場合に使われる言葉です。

「志望」は、将来に対しての希望の表現になります。

「俳優を志望している」と使うと、将来は俳優になりたいと希望しているという意味になり、それほど近い話でもなく、この先に対しての希望が表せます。

また、「志願」は、そう強く望んでいることが表せますが、「志望」の方は、できればそうなりたいといった表現になり、「志願」ほど強い意志表現ではないという点も違いになると考えていいでしょう。

まとめ

まとめ

「志願」「志望」は、このような言葉です。

「志願」は、特定の役目や職種などに対して使われることが多く、その役目に就きたいという強い意志の表現となります。