この記事では、「握力」と「腕力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「握力」とは?
「握力」とは、手(の指)を握る力のことです。
数字として計測することが可能で、男女では、通常は男性の方が強く、年代別の平均値とされるものが公表されています。
それによると、男性の20~24歳では48. 9キログラムで、女性は同じ年代で29. 1キログラムとなっています。
男性では30~34歳が一番強く、女性は35~39歳が同じく一番強い年代で、それぞれ平均で50. 3キログラム、30. 6キログラムとされており、この年代以降は、年齢と共に序々に下がっていく傾向となっています。
これが強いほど、物を握り潰す力があると考えて構わず、これまでに世界で一番強いと言われた人の記録は192キログラムで、2019年現在、これがギネス世界記録として認定されています。
「腕力」とは?
「腕力」とは、腕(かいな)による力のことで、腕相撲の強さがそれだと例えると分かりやすいでしょう。
こちらには特に決まった計測方法というものはなく、「腕っぷし」という言葉で表現されることもあるように、「力持ち」かどうかの基準として使われることの多い解釈していいでしょう。
その為、軽々と重い物が持ち上げられる人に対し、「すごい腕力だな」と用いるようなことが多い言葉ですが、比喩として、乱暴な方法に対し、「腕力に物を言わせた」などと使われる場合があります。
この場合には、物理的な力という訳ではなく、権力などが「腕力」と例えられていると解釈してください。
「握力」と「腕力」の違い
「握力」と「腕力」の違いを、分かりやすく解説します。
「握力」は、手を握る力のことで、きちんとした計測が可能で、世代別の平均のそれが公表されていたり、世界記録の認定まであります。
「腕力」の方は、それだけの力があるという表現として使われる言葉となっており、何かに対しての乱暴(強引)さの例えとしても用いられるようなこともあります。
まとめ
「握力」と「腕力」は、このように違います。
「握力」は、それを鍛える為のハンドグリッパーという器具が、20キログラムや30キログラムなどと数字別にいくつも発売されています。