この記事では、「提言」と「提案」の違いを分かりやすく説明していきます。
「提言」とは?
「提言」とは、意見を出すことです。
「そちらにした方がいいと提言したが、無視されてしまった」などと使われますが、このケースのように、個別の意見に過ぎない為、それが通ったり、採用されるかどうかとは別問題です。
そのまま「意見したが~」としてもほとんど同じ意味になりますが、こちらの「提言」の場合は、個人的に伝えるのではなく、大勢の前でそちらがいいといったように発言することだと考えてください。
よって、主に会議などの場で意見を出すこととして用いられます。
「提案」とは?
「提案」は、意見や考えを「案」として提出する場合に使う言葉です。
口頭で行う場合だけでなく、「新製品のアイデアを、指定の用紙で提案した」のように、文章で提出する時にも使うことができます。
先の「提言」も、自分なりの考えまで含んだ意味になりますが、こちらはイエスかノーか、どちらがいいのかといったような単純なものではなく、案として、こうしたらいいのでは、こうするべきだといったような具体的な内容の場合に使う言葉だと考えていいでしょう。
「提言」と「提案」の違い
「提言」と「提案」の違いを、分かりやすく解説します。
「提言」は、意見を出すことで、ちょっとしたものでも大勢が相手であればそのように表現することができること言葉で、「提案」の方は、きちんとした「案」として提出することだという違いがあります。
口頭の場合、どちらの方が適しているのか難しい場合もありますが、厳密な使い分けがある訳ではない為、案を出していると思えば「提案」、助言程度だと思えば「提言」とすればいいでしょう。
まとめ
「提言」と「提案」は、このような違いになります。
書面での提出時には、「提案」と使うのがいいでしょう。
口頭ではなく、書面ともなると、ちょっとした助言という訳でもないことがほとんどだからです。