この記事では、「点検」と「検査」の違いを分かりやすく説明していきます。
「点検」とは?
「点検」とは、対象がきちんと動作するか、異常はないかといった確認をすることです。
「車の点検をしていたら、ワイパーが動かないことが分かった」などと使われ、この場合は、その動作に不具合があったことが「点検」によって分かったと言っています。
目で見ただけで行う場合から、実際に動作させてみる場合まで、色々な方法によって行われるもので、その為に必要となる行為は対象によって様々です。
「検査」とは?
「検査」は、基準に沿った内容で、悪い点を見付けることです。
先の「点検」も、それがないか調べることですが、こちらにはきちんとした基準があり、それに対してどれくらい離れているかを調べることが目的になります。
例えば、「血液検査」では色々な項目に「正常値とする範囲」が決められており、数値がその範囲にあれば問題ありませんが、少し上回っていた時には生活環境などの見直しが求められ、大きく上回っていた時にはすぐに治療する必要があるといった具合になります。
このように、基準は1つだけという訳ではない言葉ですが、陰性か陽性かのような二択しかならない「検査」もあり、この結果次第で、その後に何かしらの対応が必要になるのが通常です。
「点検」と「検査」の違い
「点検」と「検査」の違いを、分かりやすく解説します。
「点検」は、悪い点はないかの確認で、「検査」では、詳細なしきい値(各種の範囲)を設け、そこからどれくらい離れているかという確認になると考えるといいでしょう。
多くの場合、「検査」による結果で、その後の対応が変わります。
多少しきい値を出ているくらいであれば、それほど気にする必要がないという場合もありますが、大きく出てしまった時には、まずそのままにしておくことはできません。
まとめ
「点検」と「検査」は、このような言葉です。
「点検」によって異常が見付かった際に、より正確に判断する為に、次は「検査」をするといった場合も少なくありません。