「喚ぶ」と「呼ぶ」の違いとは?分かりやすく解釈

「喚ぶ」と「呼ぶ」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「よぶ」という同音になる「呼ぶ」「喚ぶ」の違いを、分かりやすく説明していきます。

「呼ぶ」とは?

「呼ぶ」とは?

「呼ぶ」とは、人や生物に対し、そこに来るように声掛けすること、またはただ声を掛けるという意味でも使うことができる言葉です。

「彼も呼んでおいた」と使った時には、彼にもそのような声掛けをしたという意味になり、「呼んでいるのに聞こえないのか」と使えば、来ることは特に伴わない声掛けだけという解釈になります。

また、そう解釈する、その意味があるといった使い方もできる言葉で、「このように呼ばれている」「こう呼ぶことがある」などと使った時がその意味になります。

「喚ぶ」とは?

「喚ぶ」とは?

「喚ぶ」は、「召喚する」と言い換えることができる表現で、人や他の生物などにそこに来るように「呼ぶ」場合に使う言葉になります。

こちらの場合は声掛け以外の方法の場合もあり、ゲームで「ここは、仲間を喚ぶしかない」のように使われるた時には、何かしらの方法で仲間に来てもらうおうと考えていると解釈していいでしょう。

「この空模様は、きっと嵐を喚ぶ」などとも使うことができ、これによって、対象が物理的にそこに来る(可能性がある)時に、こちらの「喚ぶ」の方が使われます。

「呼ぶ」と「喚ぶ」の違い

「呼ぶ」と「喚ぶ」の違い

「呼ぶ」「喚ぶ」の違いを、分かりやすく解説します。

「呼ぶ」は、「喚ぶ」の意味も含めて使うことができる言葉です。

よって、「喚ぶ」と使う時には、「呼ぶ」と置き換えてもそのまま意味が通ります。

ただし、「喚ぶ」とした方が適切なのが、人や何かにそこに来てもらう時で、特にそのように希望している訳ではなく、何かしらの要因からやって来る(可能性がある)といった時にも使うことができます。

それが、先の「嵐を喚ぶ」のような使われ方になります。

まとめ

まとめ

「呼ぶ」「喚ぶ」は、このような言葉です。

「呼ぶ」は、「喚ぶ」の意味も含めて使える為、そちらだけ覚えておけば実用上、問題はありませんが、「喚ぶ」の方が適している場合もあるという関係になります。