「感覚」と「感性」の違いとは?分かりやすく解釈

「感覚」と「感性」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「感覚」「感性」の違いを分かりやすく説明していきます。

「感覚」とは?

「感覚」とは?

「感覚」とは、その人が感じる刺激、及びそれによって考える意識のことだと解釈してください。

人間にはこの「感覚」として「五感」というものが備わっており、目で見る「視覚」、触れて感じる「触覚」、味を感じる「味覚」、聞くことで感じる「聴覚」、臭いの「嗅覚」がそれに当たります。

これらは全て「感覚」の中に含まれ、それらから独自の意識となる「感覚」へと発展すると考えると分かりやすいでしょう。

例えば、「視覚」から見た絵画によって、色合いが強過ぎるんじゃないかという「感覚」をもったという具合になります。

「感性」とは?

「感性」とは?

「感性」は、その人なりに心に感じるものという意味の言葉です。

「自分の感性では、それほどとは思わない」などと使われ、自分には心に感じるものはあまりなかったと言っていることになると考えていいでしょう。

「鋭い感性をもっている」「感性が豊かだ」のような使い方が多い言葉で、それぞれ的確に心に感じとることができる、色々な感じ方(表現)ができるといった解釈になります。

特に芸術家と呼ばれる人は、この「感性」が非常に大事だと言われています。

「感覚」と「感性」の違い

「感覚」と「感性」の違い

「感覚」「感性」の違いを、分かりやすく解説します。

「感覚」は、感じる刺激やそこから発展した考えのことです。

寒くなると、「指先の感覚がない」のように使われることがありますが、このようなことは、指先の「触覚」が寒さの為に一時的に麻痺している為に起こります。

「感性」も、人それぞれの考え方と言えなくもありませんが、心に感じたものが主体となるそれなので、どれだけ心を動かされて、それによる表現なのかという違いがあります。

まとめ

まとめ

「感覚」「感性」は、このように違います。

「感覚」は、誰もがもっているものですが、「感性」に薄い(あまり心に響くことがない、そこからの表現がうまくできない)という人は少なくなく、これを鍛える(磨く)というレッスンなどがあるようですが、効果のほどは定かではありません。