「フィルム映画」と「デジタル映画」の違いとは?分かりやすく解釈

「フィルム映画」と「デジタル映画」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「フィルム映画」「デジタル映画」の違いを分かりやすく説明していきます。

「フィルム映画」とは?

「フィルム映画」とは?

「フィルム映画」とは、35ミリのフィルムカメラで撮影された映画のことです。

現在ではデジタルでの撮影も増えてきていますが、映画監督によっては今でも好んでこちらで撮影する人が少なくありません。

アマチュアだと、16ミリフィルムで撮影するのが一般的で、劇場公開が前提の作品が35ミリでの撮影になります。

映画では、フレームレート(1秒間のコマ数)は24コマと決まっており、これは後述する「デジタル映画」でも共通しています。

「デジタル映画」とは?

「デジタル映画」とは?

「デジタル映画」とは、撮影用のカメラ自体は同じでも、フィルムに焼き付ける光を電気の信号に変換する装置により、デジタルデータとして保存する形式での撮影になります。

フィルムでの撮影とは違い、NGテイクの分はデータから削除してしまえばいいだけなので、撮影コストが安く済むという利点があります。

低予算映画として異例の大ヒットの「カメラを止めるな!」は、このデジタル撮影によって、僅か300万円という制作費に留まったと考えていいでしょう こちらの場合、容易にフレームレートを30や48などに上げることが可能ですが、各劇場の映写機の関係もあり、「フィルム映画」と一緒の24での撮影のことがほとんどです。

「フィルム映画」と「デジタル映画」の違い

「フィルム映画」と「デジタル映画」の違い

「フィルム映画」「デジタル映画」の違いを、分かりやすく解説します。

「フィルム映画」は、フィルムに焼き付けながらの撮影なので、コストが掛かるという点と、アナログでの保存になる為、フィルム自体の経年劣化が避けられません。

「デジタル映画」では、ハードディスクなどへの保存となる為、何度取り直しをしても、それが直接コストに響くことはありません。

また、撮影後の編集がデジタル的に行えるので、それが楽だという点や、デジタルデータには劣化という概念が存在しない為、後世に元の状態で残せるという利点もあります。

ですが、フィルムカメラの方が好まれていることがあるのは、すっかり主流になっているデジタルカメラではなく、フィルムカメラの愛好家が未だに多いのと同じなのかも知れません。

まとめ

まとめ

「フィルム映画」「デジタル映画」は、このように違います。

「デジタル映画」だからといって、一般のビデオカメラで撮影している訳ではなく、撮影するカメラ自体は「フィルム映画」のものとほとんど同様のものです。