この記事では、「分野」と「部門」の違いを分かりやすく説明していきます。
「分野」とは?
「分野」とは、物事の方面や範囲という意味になります。
「その分野には長けている」と言えば、その方面についてはとても詳しいと表現していると考えていいでしょう。
「化学の分野」や「スポーツの分野」などと、カタカナ語では「ジャンル」と表現されることが多く、「それは、俺の専門分野だ」とすれば、その「分野」に関して得意にしていると言っていることになります。
「部門」とは?
「部門」は、組織の中での各々の業務や、対象の種類の違いに対して用いられる言葉です。
社内の会議において、「経理部門」や「営業部門」といった職種別に発表があるような場合には前者の解釈となり、コンクールで「新人部門」、「女性部門」などの表彰が用意されている場合が後者に当たります。
カタカナ語では、「セクション」と使われることが多く、外資系の企業では、先の経理や営業となった「課」に対して、普通にその「セクション」と使っていることがあります。
よって、「セクションマネージャー」と言えば、いわゆる「課長」のことだと考えていいでしょう。
「分野」と「部門」の違い
「分野」と「部門」の違いを、分かりやすく解説します。
「分野」は、「我が社の事業は、様々な分野に渡る」などと使われる言葉で、物事の各種の方面、または範囲といった意味になる言葉です。
「新しい分野にチャレンジする」と使うと、それまでとは違う方面に挑戦すると言っていることになります。
「部門」は、社内における業務別の職種のこと、もしくは種類の違いを指して使います。
「部門別の表彰」があった時には、それぞれ表彰される種類が違うと考えてください。
まとめ
「分野」と「部門」は、このように違います。
これらは似た使い方ができなくもありませんが、言い換えになることは少なく、適した意味になる方を用いてください。