この記事では、「悪事」と「悪行」の違いを分かりやすく説明していきます。
「悪事」とは?
「悪事」とは、悪い行いという意味になります。
よく使われる言い回しに「悪事千里を走る」というものがあります。
これは悪い行い、悪い評判というものは、すぐに世間に知れ渡るといった意味となります。
「彼女のこれまでの悪事が露見し、さすがに居づらくなったらしい」「そのような悪事に手を染めるのはやめなさい」などと、使います。
「悪行」とは?
「悪行」とは、悪い行いのことで、法律、人の道に背いた行いのことを言います。
「悪行」の反対語としては「善行」という言葉があります。
これは良い行い、道徳にかなった行いという意味になります。
「善行」も併せて覚えておくといいでしょう。
悪いことばかりしてきた人のことを「悪行の限りを尽くす」「悪行三昧」などと表現しますが、このように形容されるのは人として最悪という解釈です。
「今更善行を積んだところで、長年の悪行の罪は消えない」「自分の悪行のせいで、周りから人がいなくなったのは自業自得だ」などと、使います。
「悪事」と「悪行」の違い!
「悪事」と「悪行」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉はどちらも「悪い行い」という意味では同じです。
ですからどちらを使ってもそれほど大きく意味が変わるということはありません。
微妙な違いとしては、「悪行」という言葉は法律、人の道に背いた行いという意味があることです。
つまり「悪事」というのは、ある人にとっては悪い行いかもしれませんが、法律違反ではない可能性もあるのです。
しかし「悪行」は法律に反している行いですから、言い訳ができないような「悪い行い」と言えるわけです。
まとめますと「悪事とは悪い行い」「悪行とは法や人の道に背いた行い」となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「悪事」と「悪行」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
この二つの言葉はどちらも悪い行動という意味になりますので、人に対して使う時は悪い意味しかありません。
その為、勘違い、人違いなどで使いますと大変なことになる可能性があります。
言葉の意味を正しく理解して、慎重に使うようにしましょう。