「輪をかける」と「拍車をかける」の違いとは?分かりやすく解釈

「輪をかける」と「拍車をかける」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「輪をかける」「拍車をかける」の違いを分かりやすく説明していきます。

「輪をかける」とは?

「輪をかける」とは?

「輪をかける」とは、程度を更に広げるという意味で使われる言葉です。

「輪をかけて」といった形で使われることが多く、程度を大袈裟にするという解釈になります。

「ただでさえ大変なのに、それに輪をかけて、またやることが増えた」などという使われ方になり、もっと程度が激しくなるという時によく使われる表現です。

「拍車をかける」とは?

「拍車をかける」とは?

「拍車をかける」は、勢いが更に増すことの表現になります。

更に進めるという意味にもなり、「拍車がかかったようだ」とすると、もっと早く進むことになったと言っています。

この「拍車」とは、カウボーイがブーツに付けている小型の歯車で、それで馬を蹴ることで、行くように合図する為に使われます。

それを使ったという解釈になり、もっと勢いが付くと表現する時に使われる言葉となっています。

「輪をかける」と「拍車をかける」の違い

「輪をかける」と「拍車をかける」の違い

「輪をかける」「拍車をかける」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも、「輪をかけて」「拍車をかけて」という形になることが多く、それぞれ程度が大きくなった、更に加速したといった意味になると考えてください。

「現状に輪をかけて酷くなりそうだ」と使われれば、今よりもっと酷くなるだろうと言っており、「終盤になって、拍車がかかったようだ」のような使い方をすると、終盤になったことで更に勢いが増していると表現している使い方になります。

共にいい意味でも悪い意味でも使われる表現で、程度や勢いが増えた、増したことで、そのどちらになるのかは、使われ方次第だと言っていいでしょう。

「体たらくぶりに拍車がかかっている」などと使われば、もちろん悪い意味だと解釈できます。

まとめ

まとめ

「輪をかける」「拍車をかける」は、このような意味になります。

お互いに置き換えにはなりませんが、似たニュアンスの言葉同士です。