この記事では、「ボリューム」と「ボリューミー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ボリューム」とは?
「ボリューム」は、元は「音量」のことを表す言葉ですが、それ以外の対象にもそこから転じた意味で使われています。
英語の“volume”が同音でそのままカタカナ語になったもので、そちらでも同様に、音の大きさ以外の様々な対象の「量」という解釈でも用いられます。
「この本は、あまりボリュームがない」と使われると、本として薄く、読むのにそれほど時間が掛からないと言っていることになり、「すごいボリュームがある料理だ」とした時には、その料理の量を表しています。
「ボリューミー」とは?
「ボリューミー」は、「ボリュームが多い」という意味になります。
「随分とボリューミーな料理だな」と言われた時には、量がそれだけ多いと表現していると解釈していいでしょう。
こちらの表現の場合、元の音量には使われず、それ以外の何かの量が多いという意味で用いられます。
また、人の体形を揶揄する場合に使われることもあり、「ボリューミーな体形」とすると、太っているという表現になるので、このような使い方には注意が必要です。
「ボリューム」と「ボリューミー」の違い
「ボリューム」と「ボリューミー」の違いを、分かりやすく解説します。
「ボリューム」は、元々は音量のことでしたが、それ以外の何かの「量」という解釈で広く使われています。
「ボリュームがある」とすると、それが多いという解釈になります。
「ボリューミー」は、その「ボリュームがある」と言い換えられる言葉で、「ボリューミーな内容だ」とすると、内容がとても多いことが表現できます。
こちらは音量には使わず、それ以外の対象に使われます。
まとめ
「ボリューム」と「ボリューミー」は、このような違いになります。
尚、「ボリューミー」は、「ボリューム」からきている和製英語で、英語圏では通じません。