「破損」と「損壊」の使い分けは、その程度の違いになります。
「破損」と「損壊」の違い
「破損」は、「壊れてしまう」ことの表現です。
「前方を大きく破損した」のように、どこがどの程度壊れたのかと表す為に用いる言葉で、誰が見ても壊れているのが分かる様子に対して使われます。
「損壊」は、元の姿がないほど酷く壊れている場合に使う言葉になります。
「先の地震で損壊した建物が当時の様子を物語っている」などと、それほど酷いという意味が多分に含まれた表現です。
「破損」と「損壊」の使い方の違い
まだ直すことができそうだと思われる場合には、「破損」の方が向いています。
「損壊」と使った時には、簡単には元には戻らないというニュアンスになり、「かなりの破損」が「損壊」と表現されると考えていいでしょう。
まとめ
「破損」と「損壊」は、壊れ具合によって使い分けてください。
「破損」とまでもいかない時には、「損傷」というまた別の言葉があり、壊れている程度が軽いことの表現になります。