「破損」と「損傷」は、よく似た言葉同士です。
「破損」と「損傷」の違い
「破損」は、物が壊れたという意味で使います。
「ぶつけて破損してしまった」といったような使い方になり、「破損してしまう」ことは「壊れてしまう」ことだとそのまま言い換えて構いません。
「損傷」は、「傷つく」ことで、これが酷くなった状態が「破損」になると考えていいでしょう。
「ちょっとした損傷程度で済んだ」などと、こちらの言葉で表現された時には、そこまで壊れてはいないことが分かります。
「破損」と「損傷」の使い方の違い
明らかに「壊れた」と言える、思われる状態に対しては「破損」、ちょっとした傷程度やすぐに直せそうな場合には「損傷」の方が使われます。
区別が難しい状態であれば、どちらを使っても問題はなく、明確な使い分けがある訳ではありません。
「破損」は「破損した」、「損傷」は「損傷を受けた」のように用いられることが多いです。
まとめ
このように、「破損」と「損傷」は、壊れ加減の程度によって使い分ける言葉になります。