「他人行儀」と「他人事」の違いとは?分かりやすく解釈

「他人行儀」と「他人事」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「他人行儀」「他人事」の違いを分かりやすく説明していきます。

「他人行儀」とは?

「他人行儀」とは?

「他人行儀」とは、まるで他人のようだという解釈になる言葉です。

よって、それなりに親しい人からそのような振る舞いがあった時に用いられる表現になります。

例えば、いつもいわゆる「タメ口」で話していた人から、急に敬語で話し掛けられたような場合に使う表現で、このような時に「何でいきなり他人行儀?」などと用いられます。

「他人事」とは?

「他人事」とは?

「他人事」とは、自分とは何の関係もないことだという意味になる言葉です。

よって、芸能人が麻薬の所持で捕まったという事件を聞いて、「他人事だけど、芸能人ってよくこういう罪で捕まるよね」のように使う言葉になります。

もっと近い存在でも、直接自分と利害関係がなければ、この「他人事」だと使って構いません。

こちらの例では、「あいつが解雇になろうと、所詮は他人事だ」といったような使い方になり、その人が解雇されたとしても、自分には何の影響もない(と考えている)からこそ使える表現となります。

「他人行儀」と「他人事」の違い

「他人行儀」と「他人事」の違い

「他人行儀」「他人事」の違いを、分かりやすく解説します。

「他人行儀」は、他人のようだという表現になる為、元から他人という場合に使うことはありません。

先の説明のように、普段はもっと親しい関係にある場合にのみ使うことができます。

「他人事」は、自分とは一切関係のないことという意味になる言葉で、読み方は「たにんごと」となりますが、「ひとごと」と読んでも間違いではありません。

その「ひとごと」と読む時には、漢字で「人事」とも表記できますが、これだと「じんじ」(人の配置のことです)と間違えてしまう為、漢字としては「他人事」と用いて、「たにんごと」「ひとごと」と読むのが一般的な使い方となっています。

まとめ

まとめ

「他人行儀」「他人事」は、このような言葉です。

特に似ている部分はないので、これらを間違えて使うことはないでしょう。