「原則」と「法則」の違いとは?分かりやすく解釈

「原則」と「法則」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「原則」「法則」の違いを分かりやすく説明していきます。

「原則」とは?

「原則」とは?

「原則」とは、根本となる規則や決まりごとのことです。

「原則として、それは認められない」と言った時には、決まりごととして、認めるわけにはいかないと表現しています。

「原則的に~」という形で使われることが多い言葉で、意味として、そのような規則となっている、そう決まっているという解釈になります。

例えば、「原則的に平仮名で記載する」とした時には、平仮名で記載する規則になっているといった意味だと捉えてください。

「法則」とは?

「法則」とは?

「法則」とは、そのような定理、またはそのように決まっている(と広く解釈されている)事例を指します。

数学に関係することが多い言葉で、有名な「三平方の定理」は、直角三角形において、1番長い辺の2乗は、残りの2辺のそれぞれの2乗を足した値と等しくなるという「法則」です。

科学的な「オームの法則」と言えば、電圧は電流と抵抗を掛けたものだという定理で、そのように決まっている事例になります。

このような数学や科学に関するものは、そうだという証明がされており、まず間違いない定理だと考えて構いませんが、何度か同じことがあった時に、それを「法則」だと例えて使うようなこともあります。

「原則」と「法則」の違い

「原則」と「法則」の違い

「原則」「法則」の違いを、分かりやすく解説します。

「原則」は、根本として決まっている内容のことを指す言葉になります。

ただし、中にはその「例外」となる事項が存在する場合もあるので、絶対的な決定内容という訳でもありません。

よって、「原則的には認められないが、今回だけは特例だ」といったような使われ方もまま見聞きします。

「法則」は、そうだと決まっている定理や事柄を指して使います。

まず間違いのない内容に対して用いられ、数学や科学の分野ではよく見聞きする言葉です。

また、「探している物ほど見付からないという法則がある」などと、よく起こる事柄や内容に例えて使うような場合もあります(厳密には間違った使い方ですが、俗的な表現としておかしくもありません)。

まとめ

まとめ

「原則」「法則」は、このような違いになります。

「原則」は、中には例外となる事項もある為、絶対的な内容でもないと覚えておくといいでしょう。