みなさんは「当該」と「対象」という言葉がどのような意味を持っているかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「当該」と「対象」の違いを分かりやすく説明していきます。
「当該」とは?
「当該」は「とうがい」という読み方をします。
この「当該」とは「それに当たること」「それを受け持つこと」という意味を持っていますが、「今まさに話題に上っている物事やその話題に直接に関係する事項などを指し示す」意味で使われている表現なのです。
「対象」とは?
「対象」は「たいしょう」という読み方をします。
この「対象」は「行為の目標となるもの」「目当て」。
もしくは「認識や意志、欲求のような意識や行為が向けられるもののこと」を指している言葉です。
「当該」と「対象」の違い
ここで「当該」と「対象」の違いを見て行くことにいたしましょう。
どのような違いがあるのでしょうか? 「当該」とは「今まさに話題となっている物事であったり、その話題に直接に関係する事柄など示す意味」で用いられる言葉です。
一方の「対象」とは「行為の目標となるもの」であり「認識や意志、欲求のような意識や行為が向けられるもののこと」です。
このことから「当該」は「今まさに話題になっている物事」で「対象」にはそのような意味合いがない点が異なる点と言ってもいいでしょう。
「当該」の例文
ここで「当該」の例文を見て行くことにしましょう。
具体的には以下のような例文が考えられます。
・『来年度から当該地域が実験計画の対象となります。そのためにこの地域住民の理解を求めていく必要があります』
・『当該商品は残念ながら、今回のリコールの対象となります。そのために当社で無償修理対応をさせていただきます』
「当該」は「まさにホットな話題となっている事柄」ということが上記の例文からでも理解することができるでしょう。
尚、「当該」が日常生活の中でも会話というよりはビジネスシーンで使われることが多い言葉でもあるかもしれません。
「対象」の例文
次に「対象」の例文を見て行きます。
具体的には以下のような文章が挙げられます。
・『今回は13歳未満のお子さんが対象となっています。そのためにアニュアルの注意事項を予め確認しtおいてください』
・『今ヒットしているゲームソフトは対象年齢が10歳以上となっているんだけど、僕でもかなり夢中になれるね』
「対象」という言葉は「当該」と異なり、かなり広い分野で耳にしたり目にすることがある言葉かもしれません。
それだけにここに挙げた例文だけでなく、色々な例文を見て行くと大いに参考になります。
まとめ
ここまで「当該」と「対象」の意味や違いを説明してきました。
2つの言葉の使い方がかなり異なっているので、解釈の違いも比較的に容易に理解することができるのではないでしょうか?特に「当該」は主にビジネスでのシチュエーションで使われることが多いので、ここでしっかりとチェックしておいてください。