「格段」と「格別」の違いとは?分かりやすく解釈

「格段」と「格別」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「格段」「格別」の違いを分かりやすく説明していきます。

「格段」とは?

「格段」とは?

「各段」の意味と使い方について紹介します。

意味

「各段」「かくだん」と読み、「ものごとの程度の差が非常に大きいこと」「ものごとの程度が通常よりも甚だしく超えていること」という意味です。

使い方

「格段」は形容動詞で、「各段だ・である」と使ったり、副詞として「各段に成長した」と使います。

基本的に、2つ以上のものごとがあり、その程度に甚だしく差があり、離れていることを言います。

日常会話やビジネスでも使われ、度合いが高い方をほめる意味があります。

「各段に違いがある」と言った場合、優れている方に対して特別感を持っていることを表し、「格別」には置き換えられません。

「格別」とは?

「格別」とは?

「各別」の意味と使い方について紹介します。

意味

「格別」は、「普通よりも度合いが勝っていること」「それぞれ別々であること」「程度が甚だしいこと」「他と区別できる様子」「普通ではなく別として」という意味があります。

使い方

「格別」は、「普通とは違うこと」「優れていること」という意味です。

「格」とは「地位・身分・等級」という意味で、「格別」「他とは別の等級」という意味で使われます。

ビジネスでは、取引先など社外の人に対して敬意を表す意味で「格別のお引き立てを賜り」などと使うことが多くなります。

他の人とは全く別の度合いであり、非常に感謝していることを表す言葉です。

また、特に大きな変化が無かった時に「格別変わったことはない」と言うこともあり、「各段」と言い換えはできません。

「格段」と「格別」の違い!

「格段」と「格別」の違い!

「格段」は、「他と比較して差が非常に大きいこと」です。

「格別」は、「他と比較して優れていること」です。

まとめ

まとめ

「格段」「格別」は、比較の仕方に違いがあります。

どちらもビジネスで人に敬意を表す時に使いますので、覚えておきましょう。