「最中」と「途中」の違いとは?分かりやすく解釈

「最中」と「途中」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「最中」「途中」の違いを分かりやすく説明していきます。

「最中」とは?

「最中」とは?

「最中」とは、その進行中という意味で使われる言葉です。

「泳いでいる最中、雨が降ってきた」と用いた時には、泳いでいるという行為の進行中に雨が降ったと言っています。

この意味では「さなか」と発音しますが、もう1つ、「もなか」という読み方があり、こちらで呼んだ時には、ウエハースで餡を包んだ和菓子のことになります。

「今のお客さんから、結構な最中をいただいた」といったような使われ方の場合、こちらの意味だと解釈してください。

「途中」とは?

「途中」とは?

「途中」は、何かが始まり、それが終わるまでの間という意味になります。

「会議の途中に電話が掛かってきた」「まだ食べている最中だ」のような使い方になり、終わりがある事柄が始まってからそれまでの間の出来事に対して使われる言葉です。

「まだ途中だ」とすると、まだその事柄が終わっていないという解釈になり、「途中放棄した」とすると、終わりを待たずに辞めてしまったことが表現できます。

「最中」と「途中」の違い

「最中」と「途中」の違い

「最中」「途中」の違いを、分かりやすく解説します。

「最中」は、何かの進行中を意味する言葉で、「走っている最中~」とした時には、走っている間に何かが起きた、あったといったことの表現になります。

「途中」は、始まってから終わりまでの間という意味になり、「途中で迷ってしまった」などと使われる言葉です。

「途中下車」とすると、本来の目的地の前に下車することが表現でき、「途中参加」とした場合には、始めからではなく、始まった後のどこかで参加するという意味になります。

まとめ

まとめ

「最中」「途中」は、このように違います。

似た意味になる言葉ですが、一番の違いは、「途中」は終わりがあると分かっている事柄の、始まってからそれまでの間という意味になる点です。

よって、「途中」と使われた時には、必ずその事柄に終わりがくると考えていいでしょう。