「復旧」と「回復」の違いとは?分かりやすく解釈

「復旧」と「回復」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「復旧」「回復」の違いを分かりやすく説明していきます。

「復旧」とは?

「復旧」とは?

「復旧」の意味と使い方について紹介します。

意味

「復旧」は、「ふっきゅう」と読み、「壊れたりいたんだりしたものを、人の手で元通りにすること」「作業をすることにより、元通りになること」という意味です。

使い方

「復旧」は、壊れたり、傷んで性能が低下したものを、作業をすることにより元通りにすること、または、壊れたものがその作業により元通りになることに使います。

「復」は、「かえる・もどる」「かえす・もどす」「元にもどる」「報いる」「繰り返す」とい意味があります。

「旧」「ふるい」「以前の」「もとの」という意味です。

これらの意味から、「以前の状態に戻す、戻る」という意味で使われているのです。

基本的に、人の手で作られて管理されているものに対して使う表現であり、「復旧作業」「復旧工事」という表現があります。

「回復」とは?

「回復」とは?

「回復」の意味と使い方について紹介します。

意味

「回復」「かいふく」と読み、「悪い状態になったものが元に戻ること」「元の状態に戻すこと」「一度失ったものを取り戻すこと」という意味です。

使い方

「回復」は、人やものなどが悪い状態にあり、それが元に戻った時に使います。

「回」「まわる」とも読み、「まわす・まわる」「めぐる・めぐらす」「返る・元に戻す」という意味があります。

「回復」で、「めぐって元の状態に戻る」という意味になるのです。

基本的に、人工的なものではなく、人の健康や、天気や名誉、景気など、抽象的なものに使われます。

「復旧」と「回復」の違い!

「復旧」と「回復」の違い!

「復旧」は、「壊れたり傷んだものが、人の作業により元の状態に戻ること」です。

「回復」は、「健康や現象など、悪い状態のものが元に返ること」です。

まとめ

まとめ

「復旧」「回復」は、対象となるものが違います。

人が作業をするものに対しては「復旧」、状態や様子に対しては「回復」と使い分けましょう。