この記事では、「ディスパッチ」と「エスカレーション」の違いを分かりやすく説明していきます。
難しい言葉を理解していきましょう。
「ディスパッチ」とは?
ディスパッチとは、実行すること。
今すぐ送るという、急ぎの意味もあります。
おもにインターネット業界で使われている用語で、複数あるタスクのうち、もっとも重要なプログラムを実行するという意味があります。
プログラマーの間では「ディスパッチを生成する」ともいわれます。
もともとディスパッチは英語で「急送する」という意味があります。
そのためまだ実行されていない処理を、急いで取りおこなうこと。
現状に照らし合わせて、準備がととのったプログラムを装備していくことをディスパッチといいます。
IT業界でよく耳にする単語です。
「エスカレーション」とは?
エスカレーションとは、上司に現状を報告して指示を受けること。
ひとつ上の立場の担当者に相談して、物事の決定権をゆだねることです。
色々な業界で用いられている、オフィス語になります。
もともとエスカレーションは「上にあがる」という訳をもつ英語です。
そのため自分が携わっている業務を、一時的にひとつ上の階層にあげるのがエスカレーションです。
エスカレーションは顧客からのクレーム、サービスのトラブルがあった際につかわれます。
これ以上事態が悪化しないように、上役に相談し、会社全体でトラブルの解決をはかっていくという役割があります。
「ディスパッチ」と「エスカレーション」の違い
どちらも仕事で耳にする、カタカナ言葉です。
「ディスパッチ」と「エスカレーション」の違いを、分かりやすく解説します。
・処理するディスパッチ、相談するエスカレーション
ディスパッチは派遣する、処理するという意味があります。
とくにIT業界で使われている単語で、待機状態になっているタスクを実行に移していくという訳があります。
サーバーの負荷を防ぐために、優先的なタスクから実行していくという意味も込められています。
エンジニアがその場に応じた、スピーディな処方をおこなうのがディスパッチです。
一方でエスカレーションは一般企業で用いられる言葉です。
とくに複数のオペレーターが働いている、コールセンターで聞かれます。
顧客からクレームが入った場合、上司にどのような対応を取るべきか知恵を借りることをエスカレーションといいます。
自分だけの判断に頼ると、かえって事態を拗らせることもあります。
そのため経験ゆたかな責任者にお伺いを立てることをエスカレーションといいます。
まとめるとIT業界の、プログラム処理がディスパッチ。
コールセンターで上司に対応を相談するのが、エスカレーションです。
まとめ
「ディスパッチ」と「エスカレーション」の違いを分かりやすくお伝えしました。
ディスパッチとは待機中のプログラムを、実行していくこと。
そしてエスカレーションはトラブル解決のために、上司に判断を仰ぐことです。
知識を増やしていきましょう。