この記事では、「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」の違いを分かりやすく説明していきます。
「老齢基礎年金」とは?
「老齢基礎年金」とは、20~60歳までの40年間に渡り、「国民年金」の掛け金として払い続けていたものを、65歳から受け取ることができる年金のことです。
2019年現在で、40年間きちんと払い続けていた場合の満額は、年間780,100円という実績でした。
この金額は、主に世間の景気によって毎年多少前後します。
40年の支払いがなかった場合でも、支払ってきた割合によって支給される仕組みとなっており、「厚生年金」の加入者も対象となっています(「厚生年金」には、「国民年金」の掛け金も含まれています)。
「老齢厚生年金」とは?
「老齢厚生年金」とは、「厚生年金」に加入していた人が、先の「老齢基礎年金」と共に受け取ることができる年金になります。
「老齢基礎年金」に上乗せされる形となり、「厚生年金」に加入できる会社員や公務員が主な対象です。
こちらは満額というものはなく、70歳まで掛け金を支払うことができ、支払い続けた年数と金額によって、支給額が決定します。
原則的に高い給料をもらっていた時ほど、支給額も大きくなります。
「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」の違い
「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」の違いを、分かりやすく解説します。
「老齢基礎年金」は、基本となる年金で、「老齢厚生年金」は、厚生年金に加入していた場合に、それに上乗せされて支給される年金になります。
先のように、掛け金としての「厚生年金」は「国民年金」も兼ねている為、そちらに加入していれば、将来的に「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」の両方を受け取ることができます。
まとめ
「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」は、このように違います。
「老齢厚生年金」を受け取ることができるのは、「厚生年金」に加入してした場合だけだと覚えておいてください。