「付ける」と「着ける」の違いとは?分かりやすく解釈

「付ける」と「着ける」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「付ける」「着ける」の違いを分かりやすく説明していきます。

「付ける」とは?

「付ける」とは?

「付ける」「つける」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「あるもの他のものから離れない状態にする」という意味で、主となるものにくっつけたり、加えたりして固定させることです。

2つ目は「後に続いている」という意味で、先を行くもののすぐ後に続くことです。

3つ目は「ある役割の人を側に置いて働かせる」という意味で、ある仕事をさせる為に人を側にいさせることです。

4つ目は「ある活動を盛んにさせる」という意味で、感覚を働かせたり、強く意識することです。

5つ目は「ある固定した状態を作り出す」という意味で、最も適した状態にして変えないことです。

上記に共通するのは「離れない様にする」という意味です。

「付ける」の使い方

「付ける」「あるもの他のものから離れない状態にする」「後に続いている」「ある役割の人を側に置いて働かせる」「ある活動を盛んにさせる」「ある固定した状態を作り出す」という意味で使われます。

動詞として「付ける・付けた」と使われたり、副詞として「付けて飾る」などと使われたりします。

基本的に、ある物に他のものを接触させて、離れない状態にすることに使われる言葉です。

「着ける」とは?

「着ける」とは?

「着ける」「つける」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「体にまとわせたり手足を通したりする」という意味で、洋服などを着用することです。

2つ目は「乗り物をある場所に寄せて止める」という意味で、乗り物を所定の位置まで寄せて止めることです。

3つ目は「身体の部分を何かに近づけて触れさせる」という意味で、身体の一部を他の何かに接触させることです。

4つ目は「決まりにより一定の位置に置く」という意味で、あるルールに従い、定められた位置にいさせることです。

上記に共通するのは「あるところに接する」という意味です。

「着ける」の使い方

「着ける」「体にまとわせたり手足を通したりする」「乗り物をある場所に寄せて止める」「身体の部分を何かに近づけて触れさせる」「決まりにより一定の位置に置く」という意味で使われます。

動詞として「着ける・着けた」と使われたり、副詞として「着けて見せる」などと使われたりします。

基本的に、ある物を他の人や物に接触させたり、ある地点に達することに使われる言葉です。

「付ける」と「着ける」の違い

「付ける」と「着ける」の違い

「付ける」「ある物に他のものを接触させて、離れない状態にすること」という意味です。

「着ける」「ある物を他の人や物に接触させること」「ある地点に達すること」という意味です。

「付ける」の例文

「付ける」の例文

・『スマホにホルダーを付ける』
・『寒いのでストーブに火を付ける』
・『周囲の人間関係を見て人を味方に付ける』
・『たくさん食べて元気を付ける』

「着ける」の例文

「着ける」の例文

・『飼い猫に首輪を着ける』
・『タクシーをホテルの出口に着ける』
・『土下座して頭を地に着ける』
・『ランナーをスタートラインに着ける』

まとめ

まとめ

今回は「付ける」「着ける」について紹介しました。

「付ける」「離れなくする」「着ける」「接触する」「達する」と覚えておきましょう。