「風呂敷」と「手ぬぐい」の違いとは?分かりやすく解釈

「風呂敷」と「手ぬぐい」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「風呂敷」「手ぬぐい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「風呂敷」とは?

「風呂敷」とは?

「風呂敷」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「風呂敷」「ふろしき」と読みます。

「風呂敷」「物を包み、持ち運んだり、収納するための布」という意味があります。

「風呂敷」という名称は、室町時代に大名が、風呂に入る時に布を広げて、脱衣などをして服を包んだことに由来するとされています。

江戸時代に入ると、銭湯が普及して、庶民が銭湯通いをするために「風呂敷」を利用したとされています。

「風呂敷」は一枚の大きな布ではありますが、軽くて頑丈で、自由に形を変えられるため、持ち運ぶためにも便利で、たいていのものを包めるという利点があります。

現在は、サスティナブルを叫ばれるようになり、いつでも鞄の中などに突っ込んで置ける「風呂敷」は、レジ袋のように使える優れモノとして再注目されています。

「風呂敷」は唐草模様のものが印象的ですが、現在では、様々な模様があり、特に縁起のいい柄、モチーフなどが模様に選ばれる傾向があります。

「手ぬぐい」とは?

「手ぬぐい」とは?

「手ぬぐい」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「手ぬぐい」「」と読みます。

「手ぬぐい」は、「顔を洗った後の水を拭いたり、汗を拭いたり、入浴時に身体を洗うための布」という意味があります。

木綿の平織り布で、おおよそ90cm×35cmの大きさのものが普及しています。

「タオル」として使用されることが多くなっています。

「暖簾」として使用することもあり、見た目もよく似ています。

他にも日よけとして使うこともできます。

そもそもは、神事などに使う装身具として用いられていたり、神仏の像の清掃のために使われていたという説もあります。

江戸時代になると、庶民に普及し、タオル的な使い方をされ、欠かせないものになりました。

特別に入浴に使われる「手ぬぐい」「湯手(ゆて)」と呼ばれていました。

また、江戸時代にはファッションアイテムとして使用され、自信を着飾るために使用されています。

現代でも、登山の時に首に巻く、お洒落とタオル的な使途を兼ね備えた、軽いファッションアイテムとして再注目を浴びています。

「風呂敷」と「手ぬぐい」の違い

「風呂敷」と「手ぬぐい」の違い

「風呂敷」「手ぬぐい」の違いを、分かりやすく解説します。

「風呂敷」「物を包み、持ち運んだり、収納するための布」という意味があります。

一方の「手ぬぐい」は、「顔を洗った後の水を拭いたり、汗を拭いたり、入浴時に身体を洗うための布」という意味があります。

このように「風呂敷」「持ち運びのための布」のことを指し、「手ぬぐい」「汗や水分を拭くための布」のことを指す言葉になります。

まとめ

まとめ

「風呂敷」「手ぬぐい」の違いについて見てきました。

似た雰囲気のある「風呂敷」「手ぬぐい」には、大きな違いがあることが分かりました。

サスティナブルな「風呂敷」「手ぬぐい」を、購入してみてはいかがでしょうか。