この記事では、「老人」と「老害」の違いを分かりやすく説明していきます。
「老人」とは?
「老人」とは、一般的に65歳以上になった人のことを表す言葉です。
「高齢者」とも呼ばれ、日本では1950年以降、全人口におけるこの割合が増え続けており、2019年9月時点で28. 7%の3588万人がそれに当たります。
75歳以上になると、「後期高齢者」という表現が使われることがあり、健康保険が1割負担になりますが、65~74歳の「老人」は、現行法では現役世代(20~64歳)と一緒の3割負担となっています。
「老害」とは?
「老害」とは、「老人」になったのにも関わらず、まだ自らが活躍しようとする存在のことです。
そのような存在が「害悪」だと考えられており、「老人」と組み合わせて、この「老害」と呼ばれています。
要は、いい年になっても引退しようとしない、現役世代の邪魔をする「老人」のことになります。
「あの人は相談役になったはずなのに、まだ社長や会長気取りの老害だとしか言い様がない」などと使われています。
この「相談役」というポジションは、取締役ではありますが、実権は何もなく、有名無実でそれまでの功績から就くものです。
「老人」と「老害」の違い
「老人」と「老害」の違いを、分かりやすく解説します。
「老人」は、言葉の響きがあまりよくない為、先の「高齢者」と言い換えられることが多く、その昔は「老人の日」と呼ばれていた祝日は、今では「敬老の日」と改められています。
その「老人」になっても、まだまだ自分が活躍しようとするのが「老害」です。
蔑称となる言葉ですが、大きな会社や政治家にはそのような存在も多いのが実情で、その為に現役世代が迷惑を被っていることが少なくありません。
まとめ
「老人」と「老害」は、このような言葉です。
65歳以上でも、「老人」と呼ばれるのは嫌う人がほとんどなので、「高齢者」、または「お年寄り」などと言い換えた方がいいでしょう。