この記事では、「中央」と「真ん中」の違いを分かりやすく説明していきます。
「中央」とは?
「中央」とは、対象の中心になる位置を指す言葉です。
「テーブルの中央に置いて」と使うと、テーブルのちょうど中心になる位置に置くようにという意味になり、「射撃は、中央を狙って撃つ」とすれば、同じく中心の位置が狙いだと言っています。
そのテーブルや的のような物理的なものや、図などで表示ができるものが対象となる表現で、その位置を明確に指すことができる場合に使われる言葉だと考えてください。
「真ん中」とは?
「真ん中」は、ちょうど中心になる部分という意味になります。
よって、「中央」とよく似た表現で、先の「中央の置いて」という例は、「真ん中に置いて」と置き換えても同じです。
ただし、こちらはもっと広い対象に用いることができる表現となっており、「真ん中くらいの成績だった」といったような使い方もできる言葉となっています。
それ以外の点は、「中央」と同じ解釈になると考えて構いません。
「中央」と「真ん中」の違い
「中央」と「真ん中」の違いを、分かりやすく解説します。
「中央」は、視覚的に表すことができる対象の中心のことです。
「真ん中」と言い換えることができますが、そのままの置き換えられるとは限らず、例えば、「あの絵は中央が何かおかしい」は、「あの絵は真ん中の部分が~」といった具合に使うことになります。
「真ん中」は、形がない対象にも用いることができる表現で、「真ん中くらいの記録を狙おう」のような使い方もよく見聞きします。
どちらでも、意味が変わることはありませんが、「中央」の方が向いている場合と、「真ん中」でないと合わないことがある2つの言葉です。
まとめ
「中央」と「真ん中」は、このような違いになります。
「中央線」や「中央区」といったような固有名詞になる言葉は、もちろんそのまま「中央」と使ってください。