「公開」と「開示」の違いとは?分かりやすく解釈

「公開」と「開示」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「公開」「開示」の違いを分かりやすく説明していきます。

「公開」とは?

「公開」とは?

「公開(こうかい)」とは、「広く一般の人々(世間)に対して、文書・情報・施設などを開放して閲覧(確認)できる状態にすること」を意味している表現です。

「公開」という言葉には、「一般の人たちが自由に入場・観覧・使用・出席・傍聴できるようにすること」という意味合いもあります。

例えば、「この裁判は一般に公開されているので、誰もが傍聴できます」といった文章で使用できます。

「開示」とは?

「開示」とは?

「開示(かいじ)」とは、「希望してきた人に対して、その内容・事実などを明らかにして示すこと」を意味している言葉です。

「開示」という表現には、「要求してきた人だけに、その求められた内容を明らかに示す」という意味合いが備わっています。

例えば、「会社から開示された人事の機密文書を、早速確認することにしました」などの例文で使われます。

「公開」と「開示」の違い!

「公開」と「開示」の違い!

「公開」「開示」の違いを、分かりやすく解説します。

「公開」「開示」「内容を見せること・中身を確認できる状態にすること」の意味は共通していますが、「見せる範囲」が違っています。

「公開」は、「一般の人々・世間(世の中)に対して幅広く見せること」「いろいろな人たちに制限なく見せること」を意味しています。

それに対して、「開示」という表現は「求めてきた人に対してだけ見せること」「希望者だけに限定して内容を確認できるようにすること」を意味しているという違いを指摘できます。

また「公開」には「入場・閲覧(観覧)・傍聴・出席・使用などを制限せずに、一般の人たちが自由にできるようにする」の意味がありますが、「開示」にはそのような意味はありません。

まとめ

まとめ

「公開」「開示」の意味の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか? 「公開」という表現は、「広く一般の人々に対して文書・情報などを開放して確認できる状態にすること」を意味しています。

「開示」とは、「希望(要求)してきた人に対して内容を明らかにして示すこと」を意味している言葉です。

「公開」「開示」の意味の違いを詳しく知りたい時には、この記事の解説をチェックしてみてください。