「体感」と「体験」の違いとは?分かりやすく解釈

「体感」と「体験」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「体感」「体験」の違いを分かりやすく説明していきます。

「体感」とは?

「体感」とは?

「体感(たいかん)」とは、「からだ(身体)で実際に感じること」「実際に経験して体で感じること」を意味している言葉です。

「体感」というのは、「刺激・温度・痛み・かゆみ・振動・スピードなどをからだで感じること」です。

ただし、実際にはからだで感じるかがはっきりしない部分のある感情・心理が関係する「感動・面白さ・楽しさ・悲しみ・怒りなどをからだで感じること」も含んでいます。

例えば、「ポルシェのスピード感を体感しました」「ディズニーランドという夢の国の楽しさを体感しました」といった例文で使用できます。

「体験」とは?

「体験」とは?

「体験(たいけん)」とは、「自分が実際に身をもって経験すること」「自分の体を使って見たり聞いたり(現地に行ってみたり)してみて言語化できる状態になること」を意味している表現です。

「体験」というのは、頭の中で行うだけの思考・想像・妄想・推測などではなく、「実際に自分の体を使って経験してみること(実地に経験して意識化・言語化できること)」を意味している言葉なのです。

例えば、「外国での留学体験が仕事に役に立ちました」「体験していない想像だけの話は説得力に欠けます」などの例文で使われます。

「体感」と「体験」の違い!

「体感」と「体験」の違い!

「体感」「体験」の違いを、分かりやすく解説します。

「体感」「体験」「実際に経験すること」の意味は共通していますが、「体感」「感覚レベルで経験すること」で、「体験」「意識化レベル・言語化レベルで経験すること」を意味している違いがあります。

例えば、「車で事故を起こしそうになって、ひやりとした感覚を感じたケース」では、「その時のひやりとした体の感覚・感じ」「体感」であり、「体感」の段階ではまだ「後で意識化・言語化されるかは決まっていない」のです。

「ひやりとした感覚・事故を起こしそうになった出来事」を記憶して、「後で実際に身をもって経験した出来事」として語った場合に、その「体感」が意識化・言語化ができる「体験」に変わっていく違いを指摘できます。

まとめ

まとめ

「体感」「体験」の意味の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「体感」という言葉は、「自分の体で実際に感じること」を意味しています。

「体験」というのは、「実際に自分の身で経験すること・実際に経験して意識化(言語化)できる状態になること」を意味している言葉です。

「体感」「体験」の意味の違いを詳しく調べたい時は、この記事の解説をチェックしてみてください。