「語源」と「由来」の違いとは?分かりやすく解釈

「語源」と「由来」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「語源」「由来」の違いを分かりやすく説明していきます。

「語源」とは?

「語源」とは?

「語源」とは、その言葉となった元という意味で使われる表現です。

例を挙げると、「大根役者」という言葉があり、意味は「演技が下手な役者」となります。

この「大根役者」「語源」は、大根はどのように食べても食当たりすることがないことから、「当たらない役者」だと言われており、このような使われ方になる言葉です。

「由来」とは?

「由来」とは?

「由来」は、それがどこからきているかという意味になります。

こちらの例としては、プロ野球の阪神タイガースの本拠地となっている「甲子園球場」のそれで解説します。

その「甲子園球場」と命名された「由来」は、完成が大正13年だった為で、この年は干支で「甲子」(きのえね)に当たります。

それを音読みして付けられた名前となっており、こういった使い方になるのが「由来」です。

「語源」と「由来」の違い

「語源」と「由来」の違い

「語源」「由来」の違いを、分かりやすく解説します。

「語源」は、該当の言葉の元となっているもののことで、「由来」は、それがどこからきているかといった理由になります。

どちらも1つだけとは限らず、特に「語源」に間しては、先の「大根役者」にしても、大根は白いので、そこから「しろうと」が連想されるからといった説もあり、どちらが本当の「語源」なのか正確なところは分かっていないのが実情です(「当たらない」の方が有力とされていますが、そうだと断定はされていません)。

よって、どちらも確実なものだとは限らず、いくつか有力な説がある場合には、それぞれを「語源」「由来」と考えておいて構いません(「甲子園」の例は、その他の説もなく、上記で合っています)。

まとめ

まとめ

「語源」「由来」は、このように異なります。

似た意味になりますが、「語源」は、その言葉の元となったものに限られる表現だと覚えておくといいでしょう。