「一応」と「一様」の違いとは?分かりやすく解釈

「一応」と「一様」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「一応」「一様」の違いを分かりやすく説明していきます。

「一応」とは?

「一応」とは?

「一応」(いちおう)は、「とりあえず」といったニュアンスになります。

「一応、それも抑えておくか」のように使われることが多く、「間に合わせ」になる表現として用いられます。

「まぁ一応」のように返事として使うと、「とりあえずは」という解釈になり、確かではない、一時的なものなどと表す為の言葉となります。

その為、「煮えきれない返事」だと思われてしまっても仕方ありません。

「一様」とは?

「一様」とは?

「一様」(いちよう)は、一緒の様子の表現です。

「皆、一様に制服姿で現れた」といったような使われ方になり、この場合には、皆、格好が一緒だと表現しており、「一様に驚いていた」とすれば、皆が驚いていたと言っています。

「秋は、一様に彩付いた木々が目を楽しませる」とすると、どの木々も綺麗に紅葉していて、見ているだけで楽しめる様子だと分かります。

「一応」と「一様」の違い

「一応」と「一様」の違い

「一応」「一様」の違いを、分かりやすく解説します。

これらは「いちおう」「いちよう」という読みになり、きちんと読めれば間違うことはありませんが、あやふやに覚えていると、漢字変換の際に混同してしまう場合があるので注意してください。

その読み方こそ似ていますが、「一応」は、「とりあえず」という解釈になる言葉で、「一様」は、対象が(皆が)一緒だという意味になります。

よって、こちらは全く似ておらず、間違えて使うと意味が通らなくなってしまいます。

まとめ

まとめ

「一応」「一様」は、このように違う言葉です。

若者言葉で、よく「いちおー」のように使われるのは「一応」の方で、意味もそちらと一緒です。

また、「一様」は、それほど見聞きする言葉ではありませんが、「一応」の方は、ビジネスでも多々使われています。

ただし、「間に合わせ」の表現になる為、あまりいい意味ではないことを覚えておきましょう。