「下級国民」と「上級国民」の違いとは?分かりやすく解釈

「下級国民」と「上級国民」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「下級国民」「上級国民」の違いを分かりやすく説明していきます。

「下級国民」とは?

「下級国民」とは?

「下級国民」とは、一般の国民に対して使われる蔑称です。

特に地位が低い人という訳ではなく、中には社会的にそれなりの地位にある人も含まれることがある言葉で、後述する「上級国民」との比較表現になります。

自らをそうだと下卑して使うより、「下級国民だからこんなに待たされるんだよな」などと、いわゆる特権階級にある(と世間で言われる)「上級国民」と呼ばれる人たちに対する抗議や嫌味として用いられることが多いです。

「上級国民」とは?

「上級国民」とは?

「上級国民」とは、明確な定義がある訳ではありませんが、一般の人ではなかなか行ってもらえない行政サービスなどをすぐ受け付けてもらえたり、逮捕されてもおかしくない件ですぐにそうとはならないといった優遇が受けられる(とされている、実際にそうだった)国民のことです。

定かではないものの、高級官僚と呼ばれるような人たちや、地元の名士、または(元)国会議員などがそのような対象になるとよく言われ、「下級国民」と明らかに区別していると、実例が起こる度にしばしば批判の対象にされています。

「下級国民」と「上級国民」の違い

「下級国民」と「上級国民」の違い

「下級国民」「上級国民」の違いを、分かりやすく解説します。

これらの言葉は、特権階級だとされる「上級国民」が先にあり、それに入らない人が「下級国民」と使われるようになりました。

共に、2019年に東京の東池袋で起こった、自動車の暴走によって2人(母子)が死亡し、9人が負傷した大事故の犯人の男性が逮捕もされず、容疑者と呼称されることもなく、在宅起訴となった件で世間的に有名になった言葉です。

まとめ

まとめ

「下級国民」「上級国民」は、このような意味になります。

どちらもあまり使わないに越したことはない(使いたくない)言葉なのは言うまでもありませんが、そのような区別が実施にあるのも間違いないと言われています。