この記事では、「応答」と「回答」の違いを分かりやすく説明していきます。
「応答」とは?

「応答」とは、相手から呼びかけられたり、問われた時に返事をすることを言います。
「いるなら、速やかに応答せよ」「質疑応答の時間が後であります」などと使います。
相手からの何らかの「はたらきかけ」に対して「応じる」「報いる」ことが「応答」であると覚えておきましょう。
「回答」とは?

「回答」とは、質問されたり、要求されたことに対して答えることを言います。
「問い合わせに係の者が回答する」「先週出した要望に対しての回答がようやく届いた」などと使います。
「応答」と「回答」の違い!

「応答」と「回答」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉はどちらも、相手に対して答えるという点では共通です。
意味合いも似ていますので使い分け方が難しいとも言えますが、違いがありますので区別をしましょう。
「応答」とは何か問いかけられた時、呼ばれた時、いわゆる相手からのはたらきかけに対して答えることです。
漢字を見ればわかりますように「応じて答える」というものなのです。
一方で「回答」ですが、こちらは質問されたこと、要求されたことに対して答えるという意味です。
この意味を理解していれば、使い分け方はわかりやすいのではないでしょうか。
例えば「遠くから呼ばれたので、こちらも応答した」という言い方は呼ばれたのでそれに応じたという意味です。
遠くから呼ばれて返事を返すことは「応答」で「回答」ではないのです。
一方で問い合わせなどに答えるという時は「応答」ではなく「回答」となります。
「問い合わせに回答します」と言いますが「問い合わせに応答します」は少し意味合いとして合わないことがわかるかと思います。
まとめ

いかがでしたか。
「応答」と「回答」という言葉の意味と使い方を説明しました。
どちらも相手に答えるという意味では同じ言葉です。
しかし内容が違いますので、言葉の使い分けが必要となります。
意味をよく理解して適切な方を選ぶようにしてください。