この記事では、「紀律」と「規律」の違いを分かりやすく説明していきます。
「紀律」とは?
「紀律」とは、集団生活の中で守るべき基準と解釈される言葉です。
ですが、具体的にそれがどういったものなのかという内容がある訳ではなく、各種の「規則」を守られているかといったことが「紀律が守られている」のように表現されます。
そういったものが守られていない場合に、「紀律がとれていない」、「紀律が乱れている」のように用いられることが多く、当然ですが、それらはいいことだとは表現できません。
「規律」とは?
こちらの「規律」も、「紀律」と全く同じ意味で用いられます。
と言うよりも、この「規律」の方が一般的な表現となっており、先の「紀律」は、現在ではあまり用いられていません。
しかしながら、間違いという訳ではないので、「紀律」としても構いませんが、テレビなどのメディアでは、まず「規律」の方を使っており、「紀律」という表現は、以下に説明するような機会以外、あまり使われることがなくなっています。
「紀律」と「規律」の違い
「紀律」と「規律」の違いを、分かりやすく解説します。
これらは意味は全く一緒で、使っている漢字が一部違うだけの言葉になります。
ただし、ニュアンスとして、「紀律」の方は、「規則」類ではなく、特にそれと決まりはないものの、世間におけるモラルや常識という意味合いから用いられることが多くなっています。
ですが、それらに対して「規律」と使っても間違いにはならない為、特に使い分けが必要という訳でもなく、そのような意味から使う場合には、遭えて「紀律」とすると、よく日本語を知っていると思われてかも知れません(あくまで、感覚的なものです)。
まとめ
「紀律」と「規律」は、このような言葉です。
基本的に一緒の意味で、どちらを使っても構いませんが、「紀律」は、先のような場合に用いるのが向いている表現だと覚えておくといいでしょう。