「応対」と「接客」の違いとは?分かりやすく解釈

「応対」と「接客」の違い言葉・カタカナ語・言語

皆さんは「応対」「接客」の意味をご存知でしょうか?そこでこの記事では、「応対」「接客」の違いを分かりやすく説明していきます。

「応対」とは?

「応対」とは?

「応対」「おうたい」という読み方をする言葉です。

「相手になって受け答えすること」「相手になる」「相手をする」という意味を持っているのですが、人に限定して使われている言葉であり、ビジネスのシチュエーションでは、オフィスにお客さんが訪れた時に受付が応えたりするのが「応対」となります。

具体的な打ち合わせや対処・対策までの意味が含まれていないことが多いです。

ちなみに似たような言葉に「対応」という言葉がありますが、受付が「応対」した後に営業などの担当者が来客者の言っている要望や要求を受けて行動を起こす時に使われています。

「接客」とは?

「接客」とは?

「接客」「せっきゃく」と読みますが、「客に接する」ということで、「お客さんをもてなすこと」「客に応対すること」、あるいは「客を接待すること」などの意味を持っています。

言いかえると、「訪ねてきた人に適切な対応を取る」ということが言えるでしょう。

「応対」と「接客」の違い

「応対」と「接客」の違い

では、ここで「応対」「接客」の違いをあらためて考えてみましょう。

お客さんとのやり取りの中で具体的な作業が発生することなく、コミュニケーションを取ることを「応対」と言うことができます。

この「対応」にはどのようなことをするのか具体的な作業は発生しないものの、お客さんに対して配慮をある気持ちをもってコミュニケーションを取るというニュアンスが含まれています。

「接客」「お客さんをもてなすこと」という意味から「来訪してきた人に適切な対応を取る」という解釈に鳴るのです。

「応対」の例文

「応対」の例文

ここで「応対」の例文を見て見ることにしましょう。

どのような文章が考えられるでしょうか?
・『彼女はさすがに我が社ナンバーワンの受付嬢だよ。どんなお客様でも見事に応対しており、多くの人が関心しているから』

・『昨日の御社の応対にはつくづくがっかりさせられました。よくもまあ、あんなことで評判を悪くしなかったのか驚くばかりだよ』

「応対」の仕方で企業の印象が大きく変わってしまうことが理解できるのではないでしょうか?そのために受付の社員などはしっかりとした教育を受けておく必要なあります。

「接客」の例文

「接客」の例文

次に「接客」の例文を考えてみましょう。

具体的には以下のようなものが挙げられます。

・『先月の接客マナーコンテストでウチの課のメンバーが上位に入賞したよ。<日頃から取引先との接し方を評価されたんだな。とても鼻が高くなりそうだけど、これからも気を引き締めて対応してくれ』
・『あのお店は接客マナーがいいので、いつ来てもいい印象があるね、今日も良かったな』
「接客」の善し悪しで企業やお店の評判が大きく左右されることが分かります。

まとめ

まとめ

ここまで「応対」「接客」の意味や違いを説明してきました。

企業活動する中では重要な姿勢でもあるので、言葉の意味を理解すると同時のその意義もしっかりと実践できるようにしたいものです。