「鋭気(鋭気を養う)」と「英気(英気を養う)」の違いとは?分かりやすく解釈

「鋭気(鋭気を養う)」と「英気(英気を養う)」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「鋭気(鋭気を養う)」「英気(英気を養う)」の違いを分かりやすく説明していきます。

「鋭気(鋭気を養う)」とは?

「鋭気(鋭気を養う)」とは?

「鋭気」とは、充実した気力や体力、やる気という意味になる言葉で、「養う」とすると、気力や体力を蓄えるという意味になります。

一仕事終わった後に、次の仕事に備えていつもより豪華なお酒や食事を楽しむようなことが「鋭気を養う」と表現されます。

「今日一頑張ってくれた諸君に、是非鋭気を養って欲しい」と、その皆に少しいい食事などが振舞われるという使われ方になり、それによって、次も頑張って欲しいという意味も込められています。

「英気(英気を養う)」とは?

「英気(英気を養う)」とは?

「英気を養う」は、「鋭気を養う」の本来の表現です。

つまり、「鋭気を養う」は、その代替表現となり、「英気を養う」とするのが正しい使い方です。

ですが、「鋭気を養う」でも間違いという訳ではなく、そちらでも充分に通用する言葉となっており、正式な表現ではないものの、読み物などの文章中に記載しても問題ありません。

「鋭気(鋭気を養う)」と「英気(英気を養う)」の違い

「鋭気(鋭気を養う)」と「英気(英気を養う)」の違い

「鋭気(鋭気を養う)」「英気(英気を養う)」の違いを、分かりやすく解説します。

このように、正しくは「英気を養う」と使うべきですが、「鋭気を養う」としても特に問題はなく、誤用という訳ではありません。

尚、「鋭気」「英気」とだけ使った場合も、ほとんど一緒の意味になりますが、「鋭気」の方は、特に「意気込み」という解釈になり、「英気」は、気力や体力を表す言葉です(「鋭気」にも、この意味が含まれています)。

その為、「~を養う」としない使い方として、「鋭気だけは失わないように」などと用いられることもあります。

まとめ

まとめ

「鋭気(鋭気を養う)」「英気(英気を養う)」は、このような違いになります。

「~を養う」とした時には、特に意味に違いはなく、どちらでも間違いにはなりませんが、「英気を養う」が本来の表現だと覚えていくといいでしょう。