この記事では、「固定費」と「変動費」の違いを分かりやすく説明していきます。
「固定費」とは?
「固定費」の意味と概要について紹介します。
「固定費」の意味
「固定費」は「こていひ」と読みます。
意味は、「生産量や販売量の増減にかかわらず、一定額で発生する費用のこと」になります。
「固定費」の概要
「固定費」は「不変費」とも呼ばれ、売上が増えても減っても、変わらず発生する一定額の費用のことを言います。
会社を経営するにあたり、製造や販売、営業活動をしなくても、決まった時期に必ず支払いが発生する費用のことで、具体的には「人件費、家賃、水道光熱費、リース料、減価償却費」などがあります。
企業が従業員を雇っている以上、必ず支払わなければならない費用であり、緊急事態宣言などで国から休業要請が出た時にも発生し続ける為に、経営難に陥ることもあります。
「変動費」とは?
「変動費」の意味と概要について紹介します。
「変動費」の意味
「変動費」は「へんどうひ」と読み、「生産量や販売量の変化に比例して増減する費用のこと」になります。
「変動費」の概要
「変動費」は「可変費」とも呼ばれ、売上げが増えたり減ったりすることにより変化する費用のことを言います。
会社を経営するにあたり、製造量や販売量が増えたり、営業活動が盛んになるに従って支払いが増える費用のことで、具体的には「原材料費、仕入原価、販売手数料、広告宣伝費」などがあります。
経営状態が良くなると、それだけ在庫を増やす必要があり、営業活動も活発になり、キャンペーンなどをする様になります。
「固定費」と「変動費」の違い!
「固定費」は「企業が経営をする際に定期的に必ず発生する費用のこと」です。
「変動費」は「企業の経営状態により変化する費用のこと」です。
まとめ
今回は「固定費」と「変動費」の違いをお伝えしました。
「毎月必ずかかる費用が固定費」、「売上げに左右されるのが変動費」と覚えておきましょう。