この記事では、「巡査部長」と「警部補」の違いを分かりやすく説明していきます。
「巡査部長」とは?
「巡査部長」とは警察官の階級の一つを言います。
まず最下位のものが「巡査」となります。
一般的な警察官のことを言います。
その上の位が「巡査部長」となるのです。
似た言葉として「巡査長」があります。
これはある一定の実務経験をして、勤務成績が良いと認められた「巡査」に与えられる称となります。
「巡査部長」と混同しないようにしてください。
「警部補」とは?
「警部補」とは警察官の階級の一つのことです。
「警部補」は「巡査部長」の上で「警部」の下となります。
警察本部、警察署においては係長レベルとなり、交番では交番所長となります。
見分け方としては、制帽に紺色のラインが一本入っており、制服の両袖には金色で斜め一本線のラインが入っています。
「巡査部長」と「警部補」の違い!
「巡査部長」と「警部補」の違いを、分かりやすく解説します。
まず「巡査部長」ですが、これは階級としては第8位で、「警部補」の下となります。
仕事内容としては、警部補など先任者の仕事の補佐、新任の指導、実践的な任務といったことになります。
なお「巡査部長」とは階級を表す名前であり、一般的な企業における「部長」とは意味合いが違います。
見分け方としては制服の両袖に銀色の斜め一本線の袖章が入っています。
一方の「警部補」ですが、階級は第7位となります。
実務としてはチームのリーダー、現場責任者といった役割になります。
交番所長、駐在所所長といった立場にありますことから、一般市民と近い場所の責任者になるわけです。
「警部補」になるには試験が必要となります。
受験資格は巡査部長の実務経験が、専門卒、大卒で2年以上、短大卒で3年以上、高卒で4年以上となっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「巡査部長」と「警部補」二つの言葉の意味と違いを説明しました。
どちらも警察官の階級名となります。
「巡査部長」の上が「警部補」と覚えておくようにしましょう。