この記事では、「ラップ現象」と「家鳴り」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ラップ現象」とは?
誰も何もしていないのに音がする現象のことです。
超常現象、心霊現象の一つとされています。
誰もいない部屋で何もしていないのに、コップが動いたようなカタッという音がする、こういった現象を指しています。
音にはいろいろとあり、何が折れるようなぽきっというもの、破裂するようなパン、バンといったようなもの、ドアをノックする音、床がきしむ音などさまざまです。
霊がこのような音を立てていると解釈されています。
なぜ霊が音を立てるのかその理由はさまざまです。
霊の存在を知ってもらいたいという場合、音を使います。
人間の中には霊を見ることができる人もいますが、多くの人は目で見ることができません。
音を立てれば耳で聞くことができ、霊の存在を認識してもらえる可能性があります。
この場合、霊に悪意はない場合があります。
怖がらせるために行うこともあります。
この場合は悪意を持っていることが考えられます。
「ラップ現象」の使い方
誰もいないところで発生する不可解な音を指して使用する言葉です。
誰もいない場所で発生する音でも、物が倒れたなど理由がわかる場合には使用しません。
「家鳴り」とは?
家や家具が音を出したり、揺れたりする現象のことです。
理由がわかる場合とわからない場合があります。
木造建築に使用される木材は、十分に乾燥させてから建物に使用されます。
しかし、ときに十分に乾燥されていないものが使用され、そういった木材を使用すると木材が音を立てることがあります。
急激に乾燥させた木材を使用した場合もこの現象がみられます。
冷暖房の使用によっても家の音が発生します。
冷暖房の風が直接木材に当たると乾燥が進むことが原因です。
鉄筋コンクリートの建物でも音は発生します。
また、地震の際に家から音がすることもあります。
理由がわからずに音がするものは、心霊現象の一つだとされています。
霊が家を叩くなどして音を出すのです。
「家鳴り」の使い方
家や家具から音がする現象やその音を指して使用する言葉です。
「ラップ現象」と「家鳴り」の違い
「ラップ現象」は心霊現象の一つですが「家鳴り」は木材などが立てている音で理由がはっきりしています。
また、「ラップ現象」は家が立てる音だけでなく、何もない空間からする場合もあります。
「ラップ現象」の例文
・『ラップ現象に怯える』
・『ラップ現象のする家』
・『何度かラップ現象を聞いている』
・『ラップ現象がして気味が悪い』
「家鳴り」の例文
・『突然家鳴りがしてビックリする』
・『家鳴りがすごくて恐ろしい』
・『パキッという家鳴りがした』
・『ときどき家鳴りを聞く』
まとめ
2つの言葉が指すものは、誰かが何かをしたわけではないのに出る音ですが、それぞれ意味は異なります。
一方は心霊現象の一つ、もう一方は木材などが立てる音です。