この記事では、「開学」と「開校」の違いを分かりやすく説明していきます。
「開学」とは?
「開学(かいがく)」とは、「高等教育機関である大学を開設すること」や「創設者の思想・目的を反映した大学を開設して教育・研究をスタートさせること」を意味している言葉です。
また「開学」には、「大学機関を開設して教育・研究活動を始めること」という意味もあります。
例えば、「この大学の開学の精神は自主独立の精神と国際感覚の養成にあります」といった例文で使用できます。
「開校」とは?
「開校(かいこう)」とは、「学校を開設して教育活動を始めること」を意味している言葉です。
「開校」という表現には、「新しく設立した学校の授業・教育活動が始まること」の意味もあります。
「開校」は、「小学校・中学校・高校(高等学校)・大学などのすべての学校」に対して使える言葉になっています。
例えば、「開発が進む新興住宅地で、新しい小学校が開校しました」といった例文で使うことができます。
「開学」と「開校」の違い!
「開学」と「開校」の違いを、分かりやすく解説します。
「開学」も「開校」も「学校を開設すること」や「学校の教育活動・授業がスタートすること」の意味は共通しています。
しかし、「開学」という表現を使って学校の開設を言い表す場合には、「小学校・中学校・高校(高等学校)」は一般に含まれないという「開校」との違いがあります。
反対に「開校」の言葉を使う場合には、「小学校・中学校・高校(高等学校)・大学の広義の学校を開設する」という意味で使うことができます。
「開学」という表現は、「大学を開設する・開設した大学で教育研究活動を始める」の意味だけで使われる言葉である点が「開校」とは異なっているのです。
また「開学」には大学創設者の「開学の精神」が反映されていることも多いのですが、「開校」は国・地方自治体の行政の教育政策が反映されていることが多い違いも指摘できます。
まとめ
「開学」と「開校」の意味の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「開学」という言葉は、「高等教育機関である大学を開設すること」や「大学を開設して教育研究活動をスタートさせること」を意味しています。
「開校」という表現は、「学校を開設して教育活動・授業を始めること」や「新設した学校の授業・教育活動がスタートすること」を意味しています。
「開学」と「開校」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。