この記事では、「指針」と「マニュアル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「指針」とは?
「指針」とは、その対象の事柄における方向性が示されたものになります。
基本となるものと言うこともでき、それに沿って行うことが求められます。
ですが、あくまで基本であり、強制的なものではない為、必ずしもその通りに行う必要はありません。
「できれば従うべき」ものだと考えると分かりやすく、従わなかったことで罰則などを受けることはまずありません。
「マニュアル」とは?
「マニュアル」は、「説明書」という意味になる場合と、「正しい手順」と解釈する場合があります。
「この製品のマニュアル、どこかに無かった?」のような使い方だと、前者の意味になりますが、「マニュアルに沿って行って欲しい」などとすると、後者のことだと分かります。
これらは、決して別の意味という訳ではなく、ここで言う「説明書」は、「手順書」の1つと考えることができます。
よって、文面化されているかどうかの違いはありますが、臨機応変にそのように解釈を変えることができる言葉だと考えていいでしょう。
「指針」と「マニュアル」の違い
「指針」と「マニュアル」の違いを、分かりやすく解説します。
「指針」は、対象の方向性に大きく関わるもので、それを基本するといったことが内容になります。
「マニュアル」は、正しい手順で、それに従うのが正しいとされるものです。
文章や図などで示される「説明書」のこととしても使うことができ、「マニュアル通りに行えば間違いない」などと使われる言葉です。
「マニュアル」の方も、それを破ったことで即罰則などの対象になる訳ではありませんが、それが正しい手順、時には方法だとされるものの為、「指針」より守らないといけないといったニュアンスが強くなります。
尚、特殊な使い方として、「マニュアル」は、自動車のシフトタイプが手動式だという意味でも用いることができます。
これに対して、自動でシフト操作が行われる仕組みは「オートマチック」と呼ばれます。
まとめ
「指針」と「マニュアル」は、このように異なります。
「マニュアル」となっている内容は、守るべきものだと考えてください。
ただし、時には「マニュアル通りではうまくいきそうにない」のように、それが全てではないといった使い方をされることあり、実際にもそのような場合もあるものです。