この記事では、「効用」と「効能」の違いを分かりやすく説明していきます。
「効用」とは?
「効用(こうよう)」とは、「ある物質(物事)の使い道・使途」や「ある物質(物事)の効き目・効能」を意味している表現です。
例えば、「この食品には疲労回復の効用があります」や「お金の効用は多岐にわたります」などの文章で使用できます。
「効用」には、「消費者が財・サービスを消費することによって得られる主観的な満足(欲望充足)の度合い」という経済学用語としての意味合いもあります。
例えば、「限界効用低減の法則から考えると、一つの商品の効用は短期間で繰り返し使用すると落ちてしまいます」といった例文で使われます。
「効能」とは?
「効能(こうのう)」とは、「ある物質(物事)の性質・作用によって良い結果をもたらすはたらき」や「ある物質の作用によって得られる効果・効き目」を意味しています。
「効能」の表現は、「薬物・温泉の効き目」や「薬物の成分の性質や作用で良い結果につながるはたらき」といった意味合いでよく使われます。
例えば、「この薬の効能は胃酸を抑制することです」や「この温泉には血流改善の効能があります」などの例文で使えます。
「効用」と「効能」の違い!
「効用」も「効能」も「薬剤などの効き目・良い結果につながる作用」を意味している点では同じなのですが、「効用」には「効能」にないいくつかの他の意味があります。
「効用」には「ある行為や物質の使い道・使途」といった意味合いがあり、「ディベートの効用は、効果的な言葉の使い方をする実践にあります」の文章における「効用」は「効能」には言い換えられません。
また「効用」には「効能」にはない経済学用語としての意味もあります。
「効用」の言葉には「消費者が財・サービスを消費することによって得られる主観的な満足(欲求充足)の度合い」といった意味があり、「限界効用逓減の法則」などで使われています。
まとめ
「効用」と「効能」の意味の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「効用」という表現は、「使い道・効き目」や「消費者がある財・サービスを消費することで得られる主観的な満足の度合い」を意味しています。
それに対して「効能」という言葉は、「ある物質の作用によって、良い結果をもたらすはたらき」を意味しているという違いがあります。
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