この記事では、「多彩」と「多才」の違いを分かりやすく説明していきます。
「多彩」とは?
「多彩」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「多彩」は「たさい」と読みます。
「多彩」は、「色の種類の多いこと。
色どりが多く美しいこと。
その様子」という意味があります。
例えば、絵画を見たときに、使われている色が多く、美しいと感じた場合、「多彩な絵画」と呼ぶことができます。
次に「多彩」には、「変化や種類が多く、にぎやかなこと。
その様子」という意味があります。
例えば、会議に参加した人のキャラクターがバラバラで、種類が多いと感じられるとき、「多彩なメンバーで会議が行われる」などと言うことができます。
さらに、学校に入学したら、様々な種類の行事が行われ、楽しげなことが分かった時、「学校で多彩な行事が開催されている」と表現できます。
他にも、様々な趣味を持つ人を「多彩な趣味を持つ人」などと言い表すことができます。
「多才」とは?
「多才」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「多才」は「たさい」と読みます。
「多才」は、「いろいろな才能を持っていること。
その様子」という意味があります。
一つだけではなく、いろいろな才能を持つ人に対して、「多才な人」などと表現することができます。
例えば、プロ野球選手の中に、打つだけでなく、守るのも、走るのも上手な人がいますが、そのような選手は「多才なプレイヤー」などと表現されることがあります。
さらに、絵画を描くのが得意で、歌を唄うのもプロのような人は、「多才な人物」と呼ばれ、上手に絵を描いたり、歌を唄っている場面を見た人が「多才ぶりを発揮している」と表現することがあります。
他にも「多彩な活躍を見せる人」、「多芸多才な友達」などという使い方をすることができます。
このように、いろいろな才能を持っている人を見たときは、「多才」という言葉を使ってみましょう。
「多彩」と「多才」の違い
「多彩」と「多才」の違いを、分かりやすく解説します。
「多彩」は、「色の種類の多いこと。
色どりが多く美しいこと。
その様子」、また「変化や種類が多く、にぎやかなこと。
その様子」という意味があります。
一方で、「多才」は、「いろいろな才能を持っていること。
その様子」という意味があります。
このように、どちらも「種類が多いこと」などを意味する言葉になります。
しかし、「多彩」には「色の種類が多い」という意味や、「変化が多くにぎやかなこと」という意味があるのに対して「多才」は「いろいろな才能」を意味するという違いがあります。
いろいろだと感じられる出来事、人や物などを見たとき、色や変化の種類が多いと思ったら「多彩」を、才能の種類が多いと思ったら「多才」を使ってみましょう。
まとめ
「多彩」と「多才」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。
違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。