この記事では、「二人称」と「三人称」の違いを分かりやすく説明していきます。
「二人称」とは?
「二人称」の意味と概要について紹介します。
「二人称」の意味
「二人称」は「ににんしょう」と読みます。
意味は、「文法の手法で、『話し手(書き手)』に対し、『聞き手(読み手)』を指し示す言葉のこと」になります。
「二人称」の概要
「二人称」は、文法で人を認識する手法の一つであり、「対称」とも呼ばれています。
その文章の中で、話し手や書き手が、利き手や読み手に対して直接呼びかける言葉を表します。
具体的には「あなた」「あなたがた」「きみ」「きみたち」「なんじ」「なんじら」などになります。
基本的に話し手の目の前にいるか、自分が直接話していることを前提に進められている状態で使われます。
英語では“you”になり、単数でも複数でも同じです。
「三人称」とは?
「三人称」の意味と概要について紹介します。
「三人称」の意味
「三人称」は「さんにんしょう」と読みます。
意味は「文法の手法で『話し手(書き手)・聞き手(読み手)』以外の人またはことがらに関することを指し示す言葉のこと」になります。
「三人称」の概要
「三人称」も、文法で人を認識する手法の人つであり「他称」とも呼ばれています。
その文章の中で、話し手と聞き手の他に、第三者や、関連することがらが出てくる時の表現です。
具体的には「彼」「彼ら」「彼女」「彼女ら」「これ」「あれ」「それ」などになります。
三人称にすることで、多くの人やものごとを引き合いに出せる様になり、話題に広がりが出る様になるのです。
三人称の中には「ぼく」「わたくし」「あなた」「きみ」は含まれません。
英語では“He” “She” “It”などになり、「三人称単数現在形」などの複雑な文法が適用されます。
「二人称」と「三人称」の違い!
「二人称」は、「『話し手(書き手)』に対し、『聞き手(読み手)』を指し示す言葉」です。
「三人称」は、「『話し手(書き手)・聞き手(読み手)』以外の人またはことがらに関することを指し示す言葉のこと」です。
まとめ
今回は「二人称」と「三人称」の違いをお伝えしました。
文章にすると難しいのですが、「あなたは・きみは」と言われたら「二人称」、「彼は・彼女は」と言われたら「三人称」と覚えておきましょう