この記事では、「わいせつな行為」と「みだらな行為」の違いを分かりやすく説明していきます。
「わいせつな行為」とは?
「わいせつな行為」の意味と使い方について紹介します。
「わいせつな行為」の意味
「わいせつな行為」の「わいせつ」は「猥褻」と書きます。
意味は「いやらしいことやその様子」「法律で、人の性欲を刺激したり、正常な羞恥心を害したりなど、性道徳観念に反すること」になります。
「わいせつな行為」の使い方
「わいせつな行為」は、人の性欲をいたずらに刺激したり、興奮または満足させたりして、羞恥心を失わせる様な行為に対して使われます。
具体的には人の身体に触れてもてあそんだり、キスを強要したり、裸にして写真を撮影するなどの行為です。
これらの行為は刑法上「わいせつな行為」として規定され、「身体に触れる」「キスをする」「服を脱がせる」は犯罪に該当するのです。
「みだらな行為」とは?
「みだらな行為」の意味と使い方について紹介します。
「みだらな行為」の意味
「みだらな行為」の「みだら」は「淫ら・猥ら」と書きます。
意味は「性に関して不真面目であったり、だらしのないこと」になります。
「みだらな行為」の使い方
「みだらな行為」は、結婚している、或いは結婚を前提としていない者同士が性交渉することを表します。
主に地方自治体が定める「青少年保護育成条例」に出てくる表現で「淫行条例」とも呼ばれています。
青少年は心身共にまだ未成熟であることを利用して、誘惑したり脅したりして青少年と性交渉や類似の行為に及び、自己の性的欲望を満足させることを言います。
地方の条例ですので自治体により処罰の対象となる行為も違ってきます。
「わいせつな行為」と「みだらな行為」の違い!
「わいせつな行為」は、「性道徳に反する行為で、性行していない場合」のことです。
「みだらな行為」は、「性道徳に反する好意で、性行している場合」のことです。
まとめ
今回は「わいせつな行為」と「みだらな行為」の違いをお伝えしました。
どちらも良くない言葉ですが、「わいせつな行為」が「性交していない場合」で、「みだらな行為」が「性交している場合」と覚えておきましょう。